2008年09月01日
正義の味方なんて無理無理@ダークナイト・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で、仕事帰りにダークナイト観に行きました。
…仕事帰りに外で夕飯食べて映画三時間観たら、すごい時間に帰宅せざるを得ないのが悲しいですね(疲れた)。翌日改めて以下の感想を書いてみました。
・ルール無用って実は難しい
人間というのは経験や知識に裏打ちされた予定・予測というものに則って日々生きているわけですが、そこが引っくり返されて予測ができない状況に落とし込まれると平静を保てなくなる生き物であります。それを熟知した上でルール無用(に見えて常に択一ゲームの殺しを展開してるので、ある意味律儀な気も)の犯罪を犯し暴れまわるジョーカーに恐怖するゴッサムの市民。
の筈なのに妙にジョーカーの行動は合理的に見えてしまう不思議。何度も行う殺しのゲームでは常に択一方式にした上で相手を煽り、体を張って冷静な選択を相手に見えなくするプレイ(この時点でギャンブルな訳ですが)に相手が勝手に乗ってしまう展開のお陰で、却ってジョーカーが策士に見えてしまったのですよ。まあ、良心やモラルや法律という社会的なルールは破ってますが、自分で毎回ゲームのルールを決めて暴れてる辺り几帳面な気も…
・正義はお金で買うものです
正義のために頑張れば頑張るほど不幸を背負い込み泥沼に嵌っていく。アメコミヒーローってのは誰も彼も正義のために不幸になっていきますねぇ…それでもバットマンが投げ出さないのは悪い言葉で言うと「金持ちの道楽」だからでしょうか。金も権力もある大会社の経営者という表の顔があるから、夜な夜な徘徊して悪党をしばくヒーローごっこにもある程度自制が利いて且つ不幸に飲み込まれずに済むのかも知れません。
あと、会社で開発した装備や乗り物を好き勝手に活動に利用できるという実利的な面もあるようですが、ゴッサムの市民(の一部)がこういう無茶な(自称)ヒーローに共感できないのも理解できるような気がします。だからと言ってジョーカー主催の死のゲームに参加するのは御免ですが。
・この世界に救いはないのか
正義のために頑張ってる筈の検事が恋人殺されて復讐の鬼に堕ちてしまったり、私財を惜しまず夜の生活も我慢して毎晩頑張ってる富豪も市民の希望のためと称して自ら罪を被って窮地に飛び込んでいったり、警察で正義のために頑張ってたら家族が狙われて大変な目に遭ったり…何か正義のために頑張ってる人が全然報われてないようなのですが、こんな犯罪天国・ゴッサムに救いはあるのでしょうか。
,r;;;;ミミミミミミヽ,,_
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__,、 ≡ 彡 ミ;;;i
〃ニ;;::`lヽ,,_ ≡ 彡 ,,,,,、 ,,,,、、 ミ;;;!
〈 (lll!! テ-;;;;゙fn __,,--、_ .. ,ゞi" ̄ フ‐! ̄~~|-ゞ, ≡
/ヽ-〃;;;;;;;llllll7,,__/" \三=ー"."ヾi `ー‐'、 ,ゝ--、' 〉;r' ≡ 自分自身を客観的に見ることはできるんです
>、/:::/<;;;lllメ \ヾ、 ヽTf=ヽ `,| / "ii" ヽ |ノ
j,, ヾて)r=- | ヾ: :ヽ;;: | l | l ''t ←―→ )/イ^ ≡ あなたとは違うんです
,イ ヽ二)l(_,>" l| ::\;:: | | | ヽ,,-‐、i' / V
i、ヽ--イll"/ ,, ,//,, :;; l // l く> /::l"'i::lll1-=:::: ̄\
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ヽ_=--"⌒ ゙゙̄ヾ:/ /:::::::/:::::::::`<==-- ノ / /
まあ、↑と違って、頑張ってくれてる人の存在を(象徴的にであれ)感じられる時点で救いはあるのかも知れません。
投稿者 shizune : 23:45 | コメント (0) | トラックバック
2008年06月14日
そっちに持っていったかw@インディ・ジョーンズ(中略)雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○てな訳できょうはクリスタル・スカルの王国観てきました。
いやー、久々のインディ・ジョーンズとは思えないくらい面白かった。随所に入ってる皮肉というかネタというかそういうのも面白いんだけど、純粋に娯楽映画としてもテンポが良くて面白かった。
しかしまだ正式公開前なのでネタバレ防止のため、感想は追記に。
細かいことをあれこれ書くには三部作見返す必要があるので、観た時気付いたことだけつらつらと(但し作中の時系列には沿っていません)。
・クリスタル・スカルってどうやらエイリアンではないらしい。十三人いるのはどこかの使徒と何か関係あり?
・父子の会話で「ジュニア!」「ジュニアって呼ばないで!」って最後の聖戦かよw 自分で犬の名前名乗るとこまで。
・マリオンってどこで出てきたっけ…あ、レイダース? 劇場で観た時、魔宮のヒロインとごっちゃになりかけた。
・ロズウェルという地名が出てきた瞬間に「あー、宇宙人ネタっすか」と思った自分はもうダメだと思った。
・核実験も生き延びるインディ・ジョーンズ…三部作でも十分不死身だったけど、流石に核実験の爆心地から生き延びるのはやりすぎだと思ったw
・ソ連・KGB・スターリンでサイキック軍人。どこぞのMGSより分かりやすい使い方の悪役でいい感じ。でもロシア語字幕がないのは何でなんだぜ?
きょう最後の聖戦がTVでやってたから見返したんですけど、このシリーズって展開(構成)がお約束で安心して観られますね。今時当たり前なCGを多用しないシーン作りもいい感じ。
投稿者 shizune : 20:38 | コメント (0) | トラックバック
2008年06月01日
大分駆け足だったなぁ@ナルニア第二章
カテゴリー:劇場で観た映画今日の藤川は本当に酷かった。
○という訳で映画の日を利用して久々に映画鑑賞。
もう一、二本追加で観ても良かったのですが、久々だと疲れそうだったのでナルニアだけに絞りました。(千円じゃないと観る気がしない)ランボーも観とけば良かったかなぁ…w
原作からアクション要素をメインに映画化したって感じで、全体的に駆け足でややストーリーテリングが不親切(LotRのように三時間以上費やせば十分解決可能)な気もしましたけど、興行時間優先で編集したらあんな感じでしょう。以下、細かいところをつらつらと。
・城に攻め込むシーンではLotR・王の帰還(映画の方)のミナス・ティリスを思い出した。
・砦前の会戦?では敵が「300」の変態ペルシャ軍みたいなお面してた。
→こういう「何かの映画で観た」感じがすると素直に楽しめなくなるのはヲタの悪癖でしょうか。
・決闘なのにしょっちゅう休憩を申し入れるヘボ君主は、映像で観ると本当無様だなぁ。
→挙句「俺がヤバくなったら命令を実行しろ」とか、悪役にも程がある。ジジイなのに(正確にはイスタリであって老人ではない)肉弾戦に持ち込むガンダルフを見習うべきだw
(まとめ)
・前作以上に上映時間をもう少し多く割いてあげるべきだと思った。こうして見返してみると登場人物めっさ削られてたんだな、やっぱり…
投稿者 shizune : 18:54 | コメント (0) | トラックバック
2008年02月14日
久々の映画館@いのちの食べかた・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○「いのちの食べかた」を観に仕事帰り十三へ。
えー、気がついたらもう上映終了間際だったので、明日時差出勤なのをいいことにレイト上映で観てきました。今書かないと(あと二週間で資格試験ということもあり)書きそびれて放置してしまいそうなので、この場で書きます。
最近某太っちょさん(私は割と好きなんですけど)のお陰でドキュメンタリー映画なるものがジャンル的に定着しつつありそうな今日この頃ですが、この映画はドキュメンタリーというジャンルに属しながら、ナレーションとかインタビューとか「イイタイコトを強調する」場面がありません。実に淡々と「これが彼等の仕事です」ちっくな映像に終始しています。農作業や屠畜作業映像の合間に労働者の食事シーンが時々挿入されるのですが、何処か気怠げにパンやサンドイッチを頬張る姿が実にリアルですw
映像の解説やインタビューがないんだと退屈そうだなー、と思う人。大丈夫。そう退屈ではありません。何故ならその映像の題材は「私たちが日常何らかの形で口にしているもの」が大半ですし、日本で馴染みのない食材であっても似たようなものが日本にもあるので「あー、これってこうやって作ってるのか」と類推できます。そうやって自分たちが食べているものがどうやって「生産」されているかを淡々と映し出すのがこの映画。観てると自然に興味が湧いてきます。
賞味期限や産地の偽装、或いは輸入冷食への農薬混入など話題に事欠かない食材のニュースをもう少し根元から見直すために、この映画を観て色々考えてみるといいかも知れません。惜しむらくは、非常に小規模の劇場でしか上映していないということですが…あとDVDはいつ出るのかな?
投稿者 shizune : 23:55 | コメント (0) | トラックバック
2007年10月14日
妙に生々しい仮想現実@大統領暗殺・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で数日遅れの「大統領暗殺」感想。
映画というより完全にドキュメンタリー映像の手法で構成されているので、ブッシュを暗殺して茶化すような映画だと思って観ると疲れるかも知れません。マイケル・ムーアの一連の作品みたいなエンタテイメント性はなく、仮想の現実におけるブッシュ暗殺とその後を描いたお堅い手法のフィクションです。
映像よりもインタビューによる状況説明が多いため、映画としては饒舌過ぎていまいちな気も。ただこれをTV放送しちゃったら、ブッシュ大統領が本当に暗殺されたと誤解されかねないしなぁ…映画のオチとか展開については極力触れないように感想を書きますが、少なくとも「ブッシュは氏ねばいいのに」とか思ってる偏った考えの人は、この映画の描く仮想の未来に恐怖を覚えるかも知れません。それに気付くかどうかでこの映画の評価は大分変わってくるような気がします。
映像的な面から感想を書くと、監視カメラ映像とか若干画素が粗めの(ポータブルと思しき)カメラ映像、それとインタビュー映像を巧みに織り交ぜて暗殺劇とその後を描き出すため、観てるうちに「あれ、ブッシュ大統領って本当に暗殺されたんだっけ?」という錯覚に呑み込まれていきます。映りを粗く見せる映像の方がリアルに感じられるってのも今日びのCG技術から考えると面白い話ですが…暗に私が「監視カメラの映像の完全性を信じちゃってる」ということですかね。
「実在の人物、しかも一大国家の最高責任者を殺す映画なんてけしからん」という常識的な発想で門前払いをするのは、映画の構成や内容、それらが示唆する「アメリカの内包する危険(有り体と言えば有り体でしょうが…)」といったものの真剣さから見れば勿体無いと思います。興味があるなら劇場に足を運んでみるといいかも知れません。
同じアメリカが対象のドキュメンタリー(風)映画であれば、一国民としては「シッコ」の方が考えさせられる作品ですが、「大統領暗殺」もこれはこれで興味ある題材を盛り込んだ映画だと思います。
投稿者 shizune : 21:22 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月23日
題材はB級っぽいんだけど@プラネット・テラーin(ry 雑感
カテゴリー:劇場で観た映画ケータイ落としてプッシュスライド壊れた…次落としたら危険だな(><
○きょうは仕事&残業→帰宅して夕飯&着替え→映画レイト鑑賞。
観てきたのはタイトル通り、今日から封切のロドリゲス版グラインドハウス。映画を観終わる時間には終電ぎりぎりになってるので開き直って歩いて帰宅(一時間半くらい)。これが実にいい運動になります。
えーと、一週間くらい映画の感想書かずに放置してしまってますが、B級要素詰め込んだらB級超えたアホアホ大作ちっくになってしまった感じ。ゾンビ系映画のどっかで観たような要素をこれでもかと詰め込んでるので、何も考えずゾンビぶち殺すアホ映画を観たい人にはお勧めかも。
まさに「考えるな、感じろ」という映画。真面目に観たら馬鹿をみるという意味ではB級なんだけど、予算とか馬鹿アクションとか色々やりたい放題なので、QTのデスプルーフに比べたらごく普通に予算のかかったアクションホラーに見えてしまうのが(本来のコンセプトから言えば)惜しいところ。
でも、個人的にはウソ予告の方が面白かったです。弾け過ぎだろあの予告…w
投稿者 shizune : 01:21 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月15日
久々にこのカテゴリ。ちょっと嬉しい。@劇場版CLANNAD・雑感
カテゴリー:CLANNAD・感想/カテゴリー:劇場で観た映画※9/16 20:15 結構追記しました。少なくとももう一度観に行きます。
○という訳で、劇場版CLANNAD観てきました。
先ず上映前の注意(携帯電源OFF、とか)をちゃんとCLANNADバージョン(渚の声)でやってくれます。この辺で既にAIRの時より気が利いてて良かった。細かいことですが観客を作品に入り込ませる上では良い手法でしょう。
で本編。少なくとも今回は「監督原作に目を通してるな」というのが分かる作り。(原作準拠と言うには)多少味付けが派手めでズレてる感はありましたが、そこは出崎カラーってことで良いのではないでしょうか。
ぶっちゃけ、最初に予告編(リンク先「特報」)観た時点でどういうルートを辿るか(てゆーか終盤の展開)はほぼ確実に予想がついてましたけど、思ってたより良い結末に流れてたような気がします。たぶん。
※以下ネタバレ抑止のために追記欄で…
※注意!:以下の感想はCLANNAD・リトバス両方、あと智代アフターも少々ネタバレを含みます。
<はじめに感想まとめ>
(CLANNAD+リトバス)÷3って感じ(リトバス要素は終盤特に濃い)かな。「÷3」して食い足りない部分は映画の尺の制約だから仕方ない。原作ブレイクを期待して観に行ったら予想以上に原作準拠でちょっとびっくり。当然原作の持つカラーとは違うし相当キャラ削られてる(&改変されてる)のは確かだけど、原作のトレス期待してる人はスルーして京アニ版観れば?
<劇場版CLANNADのよかったところ>
・原作では渚ルート行かないと流れないメグメルが序盤でいきなり。CLANNAD気分が加算されていきますw
・原作の渚ルート+After準拠で大体の流れ・キャラ性格は押えてた。公子の使い方(再構築)にはちょっと感心(←ああすると芳野も必然的に絡むから、終盤の展開がやり易い)。
・春原が相変わらずアホで爽快(だけど何だかんだでいい奴)だった。春原抜きのCLANNADは例えヒロイン何人いようと意味ないですからねー。
・後半は何かCLANNADっつーよりリトバスっぽかった。恭介芳野がバン運転して海?へ向かうし…ってあれ〜? あのEDだったら曲はLittle Busters! 〜Little Jumpper Ver.〜でよかったかも? これは案外冗談じゃなくて、Jumpper Ver.の歌詞を読み返して頂ければ何となく分かって頂けるかと。
(註:実際の劇場版のED曲はeufonius版「小さなてのひら」です)
・岡崎親父頑張った。リトルバスターズ(←ある意味正しい)だんご大家族再結成頑張った。感動した!w
・出番殆ど無いけど、やっぱりしおちゃんカワユス。劇場版のリトルバスターズだんご大家族に囲まれたあの環境だったら、お母さんいなくてもしおちゃんは大丈夫だ、うん。
・CLANNADのテーマ「家族」に加えて、リトバスのテーマ「仲間=人の輪が生む家族的な絆」が終盤盛り込まれた辺りがちょっと嬉しかった。
ひとりが辛いからふたつの手を繋いだ ふたりじゃ寂しいから輪になって手をつないだ…この足は歩き出す いつか来る過酷も 乗り越えてくれるよ 忘れるわけないよ
※ついでに触れると、智代アフターは両者の中間でかなりCLANNAD寄りって感じ。「私の名は○○智代。お前の名は岡崎朋矢。二人は××だ」という「二つの」台詞がその象徴かな?
<劇場版CLANNADのここが(・A・)イクナイ!!>
・杏と智代がストーリー上絡む動機が(要所に出る割に)弱い。てゆーかあれじゃ単なる客寄せパンダじゃねーかよw
(註:智代が好きとかそういうの抜きにして、渚とストーリー上ちゃんと絡む訳でもないのに妙に出番あるのがしっくりこない。終盤みょーに甲斐甲斐しい智代は兎も角、杏なんてもっと存在意義Neeee!!…っていや、勿論渚メインのストーリーにブレを出さない為だって分かってるんですけど、「演劇部」という起点から考えると絡みが弱いなーと思うのですよ)
・ちょっと尺が短い。ので要所を押えつつも終盤少々詰め込み気味…個人的には地味だけど重要な「渚アフター」部分をもう少しちゃんと時間増やして欲しかったなー。
<どっちでもないけど>
・CLANNADのもう一つのテーマである「人と町の関わり」に関してはオミットされても仕方ないでしょう。そこまで詰め込んだら劇場版の尺で絶対消化できないし。なお私は京アニ版に対してもこのテーマの表現は期待していません。
投稿者 shizune : 22:31 | コメント (0) | トラックバック
2007年09月01日
本当にくだらない映画だw@デス・プルーフ in グラインドハウス・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○きょうは映画の日ってことで「デス・プルーフ in グラインドハウス」観てきました。
感想を一言で言うなら「これは本当にくだらない映画ですね(褒め言葉)」って感じ。カート・ラッセルは何故にB級映画で観るとこうも生き生きしたキャラになってるんでしょうかね?w
基本的な感想としては
・前フリ長い。女子の下品なトークが長々続くので、カーチェイス目当ての人は気持ちに余裕を持って観ましょう。
・前半の〆・殺人シーンは結構やってくれます。なかなか変態的な手口で笑わせて貰いました。
・ラスト30分くらいが本編って感じ。前半の殺人シーンさえもこのカーチェイスに爽快感を与えるための前フリって気がします。そして絵に描いたようなフルボッコっぷりで笑い転げてTHE END。
といったところでしょうか。
狙ってB級映画を作ってる&日本版はディレクターズカットで本来(北米では)カットされてた場面が充足されてたりして、若干間延びした作りになってしまってる感は否めませんが、最近めっきり少なくなったカーチェイスだけに新鮮な感じで観られました。
投稿者 shizune : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月26日
美しい国・日本に贈る@シッコ・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○混んでたら嫌だなーと思いつつ難波へシッコを観に。
実際行ったら凄まじくがら空きでした。あの小さい劇場の二割も観客いなかったんじゃないかな。観る分には良かったのですが、本当にこれでいいのだろうか?
余りあれこれ書くと外圧が来そうで嫌なのでさらっと感想を書きますと「公共財って知ってるか?>米国(日本) をちょっと面白く映像表現してみました」って感じ。ムーア作品で時折鼻につく悪ふざけが今回は控えめで良かった気もしますが、反面今まで割と使ってた統計的ツッコミが抜け落ちてる気もします…あ、献金額表示があったかw
「そのときはすでに手遅れだった」(最後の段落参照)という事態だけは何とか避けたいところですが…
投稿者 shizune : 00:34 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月05日
電車男世界を救う@トランスフォーマー・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画昨日と同じパターンの更新になってしまった...
○思いつきで今晩トランスフォーマー観て来ました。
どう観てもB級映画なのに力技でA級娯楽大作に仕上げてるのに思わず笑ってしまいました…流石マイケル・ベイ、どんなネタでもド派手に決めるぜ!w まさか「バス男」ちっくな序盤の展開からド派手ロボットアクションに転換できるとは思ってなかった…
(この映画の傾向)
・前半:親にねだったマイカーで童貞卒業を狙うダメ少年に訪れる転機
・中盤:遂に明かされるザ・カーの正体、そして悪党くさいMIBもどきの介入
・後半:フーバー大統領のトンデモ大作戦、そして武闘派大統領の終焉
・終盤:F22大人気、でもデストロンの間抜けさ加減に失望
個人的にウケたのは「死亡フラグ立てたように見えた軍人さんが最後まで生き残ったこと」「折角買って帰ろうとした箱○がトランスフォームしちゃった!」という本編と全然関係ない小ネタみたいなとこばっかです。
…あれ、感想として書いたらこれで終わってしまった?
投稿者 shizune : 23:56 | コメント (0) | トラックバック
2007年08月04日
料理も盗みも仕込みが大事@オーシャンズ13・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○今晩は先行上映の「オーシャンズ13」観て来ました。
まあ、ふつーに気軽に楽しめてよかったです。且つシリーズ三作の中で最も悪役に存在感があってメリハリが利いてて小気味良い作品だったんじゃないかと思います(11は綱渡りのようにスリリングな盗みの手口を楽しむ映画、12は観客も一緒になってどんでん返しを喰らう映画、と方向性は微妙に違うんですけど)。
舞台や物語の進行は11にかなり近いのですが、13の標的バンクは物語の冒頭でいきなり「旧知の仲である相手を騙して事業を推し進めた」だけに叩きのめされて当然という敵役になっています。しかも演じるのはアル・パチーノ。これだけでも過去作品よりも「オーシャンズが出し抜いた時の(観客サイドの)爽快感」が高まるというもの。
今回も派手に盗んでオーシャンズ以外全てを出し抜く手口は健在。ただ、11同様最初に手口を見せてそれが成功していくまでの過程を見せる展開だけに、「11」のような盗みのスリルはやや不足気味。また演繹的な展開なので「12」のようなどんでん返しもナシ。それでも随所に見られる「目的達成までの涙ぐましい仕込み」の数々(イカサマダイスを送り込むためにメキシコの工場へメンバーを送り込むとか!)は観ていて笑えること請け合い。
最初からオーシャンズの勝ちが決まってる展開だけに脚本の面白さ等を堪能する映画ではありませんが、それでもパトロンに回ったベネディクト(アンディ・ガルシア)に用意されたオチは笑えること請け合い(私は大笑いしました)。パトロンさえも味方じゃなければ最後には出し抜くオーシャンズ、やってくれるぜw あと、マット・デイモンが漸く坊や扱いを卒業した感があったとこも面白かったです。
投稿者 shizune : 23:42 | コメント (0) | トラックバック
2007年07月01日
ようつべ世代のテロリズム@ダイ・ハード4.0・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で、遅れながらダイ・ハード4.0の感想を。
基本的にこのシリーズ好きなので贔屓目に見てる部分もあるかと思います。その辺差し引いて感想を読んで頂けると幸い。
※一応ネタバレ防止のため、追記部分に感想を入れておきます。
・今回のボスは頭でっかちで2chねらー的
今回の敵も何だかんだ言ってテロリストですので、銃撃ったり人殴ったり血の気の多いところは見せてくれるのですが、基本的な出自はスーパーハカーなのでネットワーク・コンピュータに対するテロ活動で人々を困らせます。
然し彼の言動がどうにもテロリストくさくない(過去三作のテロリストはプロだから、比較すれば当然なんですけど)。どっちかと言うと2chとかで神として降臨するタイプ。権力や体制に対して反抗的で自己顕示欲が強く、おまけに気が短い。放送をジャックして流す映像が過去大統領の演説・スピーチの継ぎ接ぎときたもんだ。日本に住んでたらワイン片手にニコ動楽しんでるタイプかも。
お国の為に提案したけど拒絶された、そんなエリート野郎が自国・アメリカに対してテロ活動を実践するって設定が、今時のテロリズム(現代的・現実的な脅威)として分かり易い題材として選ばれたのでしょう。
・投げ売り? サイバーテロ? 知ったこっちゃねぇ。
妻とは離婚、子供とは対話できず、派手な活躍の割に大した出世もなく、おまけに髪の毛もなくなったマクレーン刑事。日常ではそんなどこにでもいそうな冴えないオヤジも、危機的状況に陥れば陥るほど持ち前の悪運の強さ&後先考えない行動を発揮して暴力的に活路を開いていきます。
車で逃げてたらヘリが追ってきた → 車ランチャーで撃ち落す
脚くせの悪いアジアンビッチにビルから蹴落とされた → 反撃は車で轢き倒し、車ごとエレベーターに叩き落す
警察嫌いのスーパーハカーから情報提供が必要 → 撲殺を示唆して服従させる
敵ボスに捕まった、絶体絶命! → 自分の体を貫通させ敵の銃で相手を殺す
本作中の様々な危機に対して何ひとつスマートな解決策を実践しないマクレーン刑事(スマートな解決策が必要な場面ではお連れのスーパーハカーがPDAと携帯型キーボードを駆使して頑張ります)ですが、理屈と復讐心で頭でっかちなテロを敢行するガブリエル君を「気持ち良く」ぶっ倒すにはこれ以上ないスタイルじゃないかと。
ただ、今回はマクレーン刑事の名物・愚痴が少なめだった気がしてほんの少し寂しい気も。
(まとめ)
この映画は、「理屈抜きでスカっとするアクションが観たい人」向けじゃないかと思われます。コンピュータを使いこなす小偉そうなアイツが時代遅れのアナログオヤジに打ち負かされる様は、日頃PCに忙殺される人々にとっては胸のすく思いなんじゃないかと…w
投稿者 shizune : 19:46 | コメント (0) | トラックバック
2007年06月03日
勇猛沈着な王と変態帝王の対決@300・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○てな訳で300観てきました!
細かいことをあれこれ書くのに意味を感じないくらい面白かった。格好良かった。「武士道とは死ぬことと見つけたり」とはよく言ったものです(国と時代が違う? 根底に流れる精神は変わらない筈です)。しかし単に「面白かった」だけではアレなので、思うところをつらつらと。
・圧倒的な存在感の指揮官
勇猛さと冷静沈着さを併せ持つ(←少なくとも作中の描写ではそう感じられる)英傑レオニダスの存在感がスクリーン上で際立ってるのは当然として、自ら神を名乗るクセルクセスもその変態コスチュームと抑えた演技のお陰で妙な存在感を放っており、レオニダスの存在感に負けないキャラを醸し出してました。まあ、あのコスチュームにはイラン人の方が怒るのも無理はないかも…w
・映像加工による独特の色調
概ね昨今の映画では「リアル以上のリアル」を描くためにCGが使われるのですけど(←却って最近では「どうせCGなんでしょ?」と見られがち)、この映画では「原作コミックに忠実な絵」を作るために色調が加工されています。その加工が逆に戦闘の躍動感を際立たせ、ややモノトーンに近いような然し赤と肌色と黒がよく映える独特のタッチによって、昔の絵巻物が映像によって活写されたような錯覚を覚えます。
・色褪せない覚悟と信念
単純にレオニダスとクセルクセスの戦争を描くだけであれば、どんなに絵が綺麗であろうと両者の存在感が確固であろうと戦争映画でしかありません。然しその映画の中に金を握らされた裏切り者(司祭、セロン)・目先の拒絶で寝返った者(エフィアルテス)が登場することによって、スパルタ戦士300人の意志と信念、そして剣と楯が実に力強く心打たれるものになってるように感じます。
<まとめ>
この映画を一言で表現するなら「漢らしさ」。余程打算的で現実主義的でない限り、男性なら何か漲るものを感じて満足できるはず。女性には面白くないかも…
投稿者 shizune : 01:41 | コメント (2) | トラックバック
2007年06月01日
有り体な更生教育映画@ツォツィ・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で、ツォツィ観て来ました。
個人的な感覚で言わせて頂きますと、南アフリカ版シティ・オブ・ゴッドを期待して見に行ったら文科省推薦の教育映画だった。という感じです。序盤の展開で暴力ものかと思わせておいて、赤ちゃん登場後は不良(ツォツィ)更生フラグを次々と立て最後に無抵抗&感動のラストという按配。
映画としてまとまっていて無難な出来だとは思うのですが、如何せん舞台が南アフリカである必然性をどこにも感じられないのが困ったところ。先月の映画の日辺りに「最近アフリカ舞台の映画が多いなぁ」と感想を書いた記憶がありますけど、それらは大抵「舞台がアフリカである理由付け」がきちんとしてて納得できました。けどこの映画に関して言えば「貧富の差が激しい」「スラムに住む少年の犯罪」という条件なら何処でも舞台になり得る訳で…それこそUSAとか。
あと、犯罪で日銭を稼ぎ殺人も暴力も厭わない人間が「何故赤ちゃん連れ去ったのか」&「何故足を洗うような態度で赤ちゃんを返しに向かったか」という部分が些か疑問。貧困ってもっと容赦なくて厳しい状況・問題で、赤ちゃん一人に絆されて改心できるように思えないのですが…警察に追い詰められて諦めたのでしょうかね? それから、基本的なBGM(ヒップホップ系)がどうにも作品の絵空事ちっくな印象を強めてしまってるように感じました。題材が題材だけに、もう少しシリアスな音楽にした方が良かったんじゃないでしょうか。
全体的にはそこそこ纏まった人情ドラマぽい映画なのですが、以上の点がちょっと引っ掛かりました。特に舞台がアフリカである必然性はもう少し練りこむべきだったと思います。
投稿者 shizune : 14:32 | コメント (0) | トラックバック
途中退出のため評価不能、だが@大日本人・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画※以下、映画の半分くらいの時点で途中退出した人の愚痴みたいなものです。予めお含み置の上お読み下さい。
○大日本人見てきました。
ここまで松本人志が映像(映像の情報伝達能力)を信じていないとは思ってませんでした。てか映像で語ればいいことまで一々べらべらとインタビュー形式で喋らせて伝達する(=作中人物に作品の世界観を説明させる)って、映画というより創作として最悪の手法なんだけどな…全編ギャグとして作ったにしても。遠回しに日本風刺してるんだろうけど、手法・表現媒体は他にもっとあった筈。
作品の設定は簡単に言えば「(仮面ライダー響鬼+ウルトラマン+大人の事情・当社比2倍)÷4」ってとこでしょうか。有り体な設定の上、大学のサークルのパロディ映像作品より娯楽性に欠ける「変身ヒーロー当事者へのインタビューを中心にしたドキュメンタリータッチ」という手法を取っているため1分1秒の経過がひじょーに長く感じました(一言で言えば「かったるい映像」)。しかもそのインタビューの情報密度が低い低い。前述の特撮ものだと数秒で表現するところが1分単位だったり。
カンヌに出したが故、却って作品の伝わりにくさを叩かれる方向に行ってしまったような気がしないでもないですが、それ以前に「響鬼」放送後にこーゆーネタを(しかも退屈な方向で)使うのはセンスがないなぁーと思われても仕方ないんでは。松本風のネタとか仕込みがつまらない訳じゃないんだけど、随所に入るインタビューがタルかった、どうしようもなく。
以上、映画館を途中退出した人間の愚痴でした。
投稿者 shizune : 14:10 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月04日
ベタだけどこういうの好き@ブラッドダイヤモンド・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で今晩レイトで「ブラッド・ダイヤモンド」を観てきました。
※最近アフリカを舞台にした映画が流行ってるんですかね…部分的に「バベル」もそうでしたし。
内容としては1990年代、西アフリカはシエラレオネで実際にあった紛争ダイヤモンド問題を題材としたドラマ活劇、といったところでしょうか。擦れた少年時代を送ったお陰でドライにダイヤ密売をこなす元傭兵、反政府組織にダイヤ採掘のために連れ去られ、レアな巨大ダイヤを発見し更に厄介事に巻き込まれる現地人、紛争ダイア問題を取材に来たアメリカ人ジャーナリスト(♀)。以上三人が主要人物。
実際の出来事を元に細かいところまで結構正確に描写して、それでいて主要人物を取り巻くドラマ展開も割とソツなく組み立ててあって、個人的には時間の長さを感じない密度のある映画だったように感じました。日常的なドラマシーンより危険地帯の行軍シーンの方が圧倒的に長いので、いつハプニングが起きるか分からず目が離せない、といった方が正しいかも。
更に、話の組み立てがベタ(な上強運だけで片付けにくい展開)であり、実話が元になってるだけにメッセージ性(=我々の富の享受は多くの紛争地域・発展途上国の介在によって齎される)がちらほら見えて単純に娯楽と割り切れない部分もありますので、観る人によって向き不向きは出るかも知れません。けど個人的にはその辺を差し引いても十分良い映画だったと思います。
内容的に昨年観た「ナイロビの蜂」と近いものを感じるのですが、こうした作品によって「世界に目を向ける」時間を作ることが案外大切なのかも知れません。直接何か出来るわけではありませんけど…
投稿者 shizune : 23:59 | コメント (0) | トラックバック
2007年05月01日
相変わらずアメリカ版電車男@スパイダーマン3・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○本日封切の蜘蛛男3を早速鑑賞。
色々な意味で相変わらずだったので、色々な意味で安心しました。「色々な意味」に関してはこの記事のタイトルから汲み取って頂けると説明の手間が省けて助かりますw
<お話開始時点の状態>
・蜘蛛男が市民に大人気、MJとの交際も順調でピーター有頂天。
・MJ「ねんがんの ブロードウェイに しゅつえんできるぞ!」
・ハリーは相変わらず父親殺しのピーターに恨み節。自身を強化中。
そんな三人が(一時的にハリーが都合よく記憶喪失になり人間関係がリセット?されたお陰で)組んず解れつの三角関係を繰り広げ、結局元の鞘に収まってしまう(だけどその組んず解れつのお陰で三人は人間的成長を遂げて大人になる)、というオハナシ。
<本作における三人の成長>
・ピーター調子こく→結果ハリーによるNTR発生、逆ギレピーター女連れでMJのバイト先で挑発行為→ヴィランの謀略でMJ人質→ハリーに助力求むもNTR時の喧嘩が原因で拒絶→結果オーライ
・MJマスゴミに叩かれ(´・ω・`)→ピーターとの不和で記憶喪失ハリーに靡く→NTR発生、おまけにピーターから挑発を受ける→それでも人質役を勤め上げる
・ハリー、ピーターにリベンジ→頭の打ち所が悪く記憶喪失に→タイミング良くピーターとMJが喧嘩&記憶を取り戻す→NTR発生→ピーターと喧嘩、顔を半分焼かれる→然し執事の進言を容れて二人を助けに行く→ピーターの身代りに絶命
然しこうやって事実関係?を並べてみるとピーターが大して成長してないような(それどころか逆ギレしてMJのバイト先で挑発行為、ハリーと喧嘩して顔半分焼く有様)気もします。まあこの辺は続編を作る(≒ピーターが苦難を乗り越えて成長する)ための余地と捉えればいいのでしょうか?w
(´-`).。oO(サム・ライミは何時までスパイダーマンを撮り続けるんだろうな…)
最終的には「(同じ女を奪い合った)親友の死」「ベン伯父さんを殺した相手を赦す」という大イベントをこなしたので人間的に成長してると思いますが…
<お話以外の部分>
(SPEの看板タイトルのため)相変わらず安定してます。どのような形で観に行っても安全パイでしょう。ただし原作コミックのトリビア披露は相手を選んで行うべしw
投稿者 shizune : 23:47 | コメント (0) | トラックバック
きょうは映画の日
カテゴリー:劇場で観た映画○てな訳で、映画を二本観てきました。
予告?通り「バベル」と「スパイダーマン3」の二本。最初一人で行こうと思ってたのですが、「GWお暇?私5/1映画行くけど」とメール送ったら同行レスを下さっただいごろう氏と一緒に(二本とも)観ました。映画の合間とか食事の時は(普段同様)アニメやらゲームの話ばっかしてたようなw
※きょうは午前中から先ほどまで外出してて何気に今おねむな時間帯なので、各映画の感想は明日つらつらと「それぞれ個別記事として」書く予定です。大方書く内容は頭の中にあるんですけど…
前者に関しては極力ネタバレしないよう(ネタバレしそうな内容は追記に放り込むよう)注意して感想を書くようにします。後者は別にストーリー云々で楽しむ映画じゃない(と私は思ってる)ので、封切初日の感想にも関らずネタバレ混じりになる可能性もありますけど…
<5/3 22:55 追記>「バベル」の感想を別記事で上げました。
<5/6 0:00ごろ 追記>「スパイダーマン3」の感想を別記事で上げました。
投稿者 shizune : 23:43 | コメント (0) | トラックバック
基本的な着想は悪くないんだけど…@バベル・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○という訳で、映画の日に便乗して観た「バベル」の感想。
基本的な着想というか組み立て方・展開としては割と私の好みの手法だったと思うんですけど、正直言って「この話いらんだろ」という部分が結構目について全体としての評価はいまいちな感じ。
※この映画、細かいところを話し出すとどうにもネタバレして映画を楽しめなくなる恐れがありますので、感想部分は追記に収めておきます。ネタバレしても構わん、という人だけ読んで下さい。但し映画を観に行く予定の人は読まない方がいいと思います。
<話の始まり>
何気なく放たれた一発のライフル銃弾、それが引き起こした騒動と関係者の人間模様を切り取って描いてるのが本作の基本的な構造です。
本作では撃った人間&撃たれた人間のいる場所=モロッコ、撃たれた人間の本来の家があるアメリカ、撃たれた人間の子供を育てる家政婦の出身地メキシコ、そして撃った銃の元々の所有者がいる日本(←この設定が一番強引で無理がある)の四箇所で起こった出来事を恣意的に配列して描かれており、富と貧困の世界的偏在とかそういった割とメタな世界描写くさいことを折々盛り込みつつ「世界は意外なところで連鎖している」みたいなテーマを浮かび上がらせたかったようです。
<微妙に噛みあわない各国の出来事>
然し、どうにも出てくる人間のチョイスと背景設定?がどうにもご都合主義過ぎて(ノ∀`)アチャーとなってしまったり。特に日本のエピソードはかなり強引に付け足された感があり、日本人のアホさ加減がある意味的確に描写されてて嫌な感じ。以下、各国エピソードに関する寸評。
・モロッコ:ジャッカルから山羊を守るために知人からライフルを買う、ってモロッコでは一般的なのかなぁ…? まあ、調子こいて撃ってしまってからの展開は割と現実でありそうな感じなので構わないのですが。それにしてもこのライフル、呪いのライフルなんじゃないだろうか…?
・アメリカ:アメリカ人の家族愛的なところを描きたかったんでしょうけど、すれ違い気味の夫婦愛を確かめ合うために態々モロッコに夫婦旅行する夫の考えの背景描写が欲しいところ。あと、不法就労の家政婦を雇って子供の面倒見させてるってのがポイント(米国におけるヒスパニック系移民の増加に対して触れてる)かな。
・メキシコ:家政婦の息子がメキシコで結婚式挙げるっつーんで、家政婦が(モロッコで事件に巻き込まれた夫婦の滞在依頼に反して)子供連れて式に行ってしまって、結果様々な不幸に巻き込まれるの図。いやまあ、ある意味因果応報なんですけど、ここでも仕事(お金)と家庭(人間性)の両立に対するジレンマが…
・日本:完全に蛇足エピソード。ライフルの元々の所持者の「娘」が必死こいてロストバージンを目指すも大失敗という話。マンションの雰囲気からしてえらい金持ちらしいんですけど、ハンティングが趣味だとか妻が銃で頭撃って自殺したとか、およそ非日常的な要素が積み重なってて違和感ありまくり。あと、娘が聾唖者だった意味が単にストーリー構築上の都合にしか見えないのが…
正直、個人的には日本のエピソード(゚听)イラネって感じですか。ライフルの大元の所持者がアメリカ人の夫だったらもっと嫌な感じがして「世界の幸福と富の連鎖」について深く掘り下げることができたと思うんですけどねぇ…
<簡単な総括>
アメリカ・アフリカの二大陸でストーリーを纏めていれば(=完全に日本をストーリーから除外していれば)、もっと良い作品に仕上がったと思うのですが…それにしても日本って海外から見たら平和ボケ(&色ボケ)の印象が強いんでしょうかね。
あと、話の途中でオチとか展開が読めてしまうのは流石にどうかと思いましたし、あの状況で撃たれた奥さんが助かったというのも非常に嘘臭くて萎えました。どう考えても村に運ばれるまでに出血多量で死んでると思うのですが…あれだったら未だ「バスの乗客の中に偶然看護士が居合わせて応急処置してくれた」とかの方が(創作ストーリーくささは強まりますが)説得力あるような。
この映画、基本的にすっきりしない作品なので、一人で観に行かず誰かと一緒に行って映画の内容を話し合う方がいいと思います。それでもすっきりしない可能性は否定できませんが…
投稿者 shizune : 23:24 | コメント (0) | トラックバック
2007年03月10日
久々に映画館へ行きました@ゴーストライダー・雑感
カテゴリー:劇場で観た映画○きょうは大阪在住の友人と映画鑑賞。
で、観に行ったのが「ゴーストライダー」。当初見に行こうと思ってたのはDOAだったんですけど、日程調整してたらDOA上映期間から外れてしまったのでこっちを選びました。結果としてはふつーに満足だったので逆に良かったかも。
基本的な映画の感想としては「ニコラス・ケイジ楽しそうだな(=観てるこっちも素直に楽しめる)」というのと「原作の味わいを残したいい感じの映画だな〜」という二点に集約されるでしょうか。つっても私が読んだ原作はかつて小プロが邦訳してたやつ(=主人公が二代目ダニエル・ケッチで、映画の主人公ジョニー・ブレイズは先代)ですケド。
○感想一点目:大事なのは中の人
映画だろうがアニメだろうがえろげの家庭用ゲーム移植だろうが、中の人のキャラに対する愛が弱ければ楽しむ側の観客/プレイヤーとしては非常にしょんぼりさせられるものです(私が例を出すと準にゃんが…とかいう話になる訳ですが)。大人の事情とか話題狙いとか売上目的とかもうね(ry
その点、この映画は(今ではすっかり名優の)自分の好きなキャラを演じるニコラス・ケイジが時にはコミカルに、時には格好良く(そして時には情けなく)ジョニー・ブレイズを作り上げていて、実に面白い。どことなく頼りなさげな面持ちで人生常に綱渡り気味のジョニーと、燃える髑髏のパンクなヒーロー・ゴーストライダーのメリハリが映画の流れと相まってなかなかいい感じでした。
○感想二点目:原作の味わいをどう残すか
映画だろうがアニメだろうがえろげの家庭用ゲーム移植だろうが、元の作品のお約束的な味わいを残してないと(原作を知ってようと知らなかろうと)大抵中途半端な駄作で終わります。例も例外も面倒なので一々挙げませんけど…
その点、この映画は「善意から(=自分の欲望ではなく、他人に役立つ為)止む無く悪魔と契約する」「(契約上魂は悪魔に取られてるん)だけど良心は悪魔に売り渡してない」「自分の意思と無関係に超人能力が発動することがある」「罪人の目を見据えることで、…等クセのある設定をうまく映画の時間枠に収まるよう料理してあって、更に先代ゴーストライダーの登場によって「ぽっと出のヒーローとは訳が違うぜ」と箔をつける粋な計らいぶり。
概ね楽しめたこの映画、強いて難点を挙げるとすれば「敵がどいつもあっさり殺られ過ぎ」「誓約書の行使がこれといった人間界への脅威を描き出せていない」という辺りなんですが、今回の敵は基本的に本当の敵メフィストの前座扱いなので仕方ない? にしてもメフィスト自身が特にゴーストライダーと戦闘する訳じゃないので、ここで肩透かし食らう人も少なからずいるのではないかと…
まあ、そんな感じで、久々に観た映画は個人的に満足度高めでした。まる。
投稿者 shizune : 23:37 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月14日
どうせ逆らえぬ人を殴った 天使のような素振りで 〜ナイロビの蜂・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画昨晩観てきたんですが、内包されてる事象が余りにも「現代社会の縮図」過ぎてどうコメントしていいものやら暫し考え込んで翌日になってしまいました。以下、思いつくままに感想…
○私が何とか自分の持つ語彙で表現すると、
この映画は「資本主義が内包する醜く力強い現実の一端を直視させられる」映画でもあり、「高度化する資本主義社会における個人の無力さ」を様々な場面で例示される映画でもあり、そして何より「ある夫婦の愛と相互理解の物語」でもある。だからと言って単純に憎悪を感じたり憐憫を感じたり厭世的な気分になるのはきっと正しくないんだろう。また、単純な恋愛映画に読み替えるのもきっと正しくないんだろう。
○結局、帝国主義は終わっていないんだ。
いや、そうではなくて、どんな社会であろうと強者が弱者を喰らうという食物連鎖的な構造によって財の流通が成り立っているに過ぎず、その形が通貨間の兌換性向上によって顕在化しているに過ぎないんだろう。主人公は妻の遺したものを確認して(自らの死を受け入れつつ)告発的な遺言を残したが、それは「我々先進国の人間にも良心がある」という希望なのか、或いは「人間が人間を踏み台にする社会を離脱するには死を以て拒絶するしかない」という諦念なのか…
○妻は夫に活動を伏せ、結果暗殺された。
その間に様々な憶測や噂が横たわっていて真相が見通しにくい状態から物語が始まっていくが、作中最終的には夫が亡き妻を理解して銃のマガジンを自ら捨てた(=暗殺者への抵抗を放棄した)。この中で考えさせられたのは「伴侶に対して隠し事をする」意味。伴侶の命の危険を遠ざける為真実を伝えないのは正しいことか? 夫婦の相互理解・情報共有はどこまでが適切なのか? そして何より、「憶測や噂に埋もれた中でも自分が伴侶を信じ通せるか」?
○この作品に何を見出せばいいか?
一言で片付く答えは誰も望んではいないのだろう。愛に生きるも、金(権力)に生きるも、正義を信じて生きるも、ただ日々の暮らしで必死なのも、間違いではないし正解でもない。様々な事象・人間に囲まれている中で我々に出来ることは「選ぶ」ことしかないのだから、せめてその選択を能動的にしてみてはどうか。この映画が提示できるのはそこまでだろう。
○作品の語り方について。
単に時系列に沿って映像を並べるだけではなく、まずことの発端から物語を始め、妻との想い出を(回想シーンの挿入で)掘り起こしながら夫が妻の追った真実に近づいていく。出会いからアフリカに発つまでの辺りが(回想とはいえ)少々性急に感じるものの、少なくとも「自らの信じる正義に忠実で行動的な」妻の人となりは十分表現されているだろう。反面夫が命を賭してでも真相に近づく動機のようなものが希薄に感じられた。てゆーか、妻の親族に都合よく闇弁護士やらスーパーハカー?がいるって辺りが話として出来すぎだよなぁ…(^^;
まあしかし、重苦しい現実に覆われたこのお話を然程説教臭く描いてないのは正解だと思います。「社会のために行動しろ」とか「我々は数多の貧民を踏み台にして生きている、だから一生懸命生きろ」とかってメッセージを映画に篭められても、ねぇ?
投稿者 shizune : 12:48 | コメント (0) | トラックバック
2006年05月02日
観終わったらお米が食べたくなる 〜かもめ食堂・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画夜最後の上映を観終わってから、ぶらぶらサイクリングして帰ったら日付変わってるしw
※註:↓原作読んでない人の感想なので、その辺り差し引いて読んで下さい。
○という訳で「かもめ食堂」観てきました。
全編フィンランドロケっつーのは要するに「現代日本の時間軸」から物語を切り離したいがための口実であって、結局のところやりたいことは懐かしいような古臭いような人情もの…というのも、ちと違う。日本の人情ものってーと、メイン人物の生い立ちやら物語の舞台に足を向けた経緯とか嫌ってくらい掘り下げて書きたがるのが古来からのスタイルだし。だけど「何かの縁」で宿を提供したりお店を手伝ったりってのは、日本から離れた異郷の人情劇でもないとリアリティを賦与できないのもまた事実。
となると、「こんな生活してみたいねー」的な大人の隠れ家を舞台にしたファンタジー? それも微妙に違う。確かにかもめ食堂を取り巻く雰囲気・出来事にある程度の隔世感(一月お客さんが来ない食堂をあそこまで小奇麗に保てる筈がないw)はあるんだけど、作中の登場人物の言動は(多少誇張されたコミカルさはあれど)何となく「あーあー、あるあるそんな感じ」という雰囲気は出てたように感じました。全体的なノリを鑑みるとホーム・コメディが近いかも(登場人物同士の家族関係は皆無ですが)。
基本的にこの映画は「登場人物同士の会話(雰囲気)のズレ」を笑うものだと解釈しましたが、その割に登場人物の過去とか属性(職業とかフィンランドに来た目的とか)は殆ど提示しないというのが面白かったですね。こうなると単体の台詞に深い意味が篭められないからお互いの台詞のやり取りと「間」のテンポをうまく作らないと映画としてだれる…てか、これ映画っつーより舞台劇に近いですね。
多少序盤のつかみ(ガッチャマンの歌〜豚身昼斗念の件辺り)があざといかなぁ〜と思うものの、全体としてはまったりした「かもめ食堂」の雰囲気を出しつつ小刻みに人の出入りや会話のやり取りが組まれているので、個人的にはテンポ良く最後まで楽しめたと思います。終盤で「何も変わらないままでいられない」なんて台詞を出しつつラストは常態化した「三人のかもめ食堂」で幕を閉じる辺りが微妙にフェイントくさくてやられたって感じ。
あまり深読みせず、のんびり構えて時折大声で笑いながら観るといい映画ですね。
投稿者 shizune : 00:10 | コメント (0) | トラックバック
2006年04月24日
アクションと象萌えで特化したら 〜トム・ヤム・クン!・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画○レイトで「トム・ヤム・クン!」観てきました。
で、気が向くままに夜の町をサイクリングしてたら日付が変わってた罠。
(暫定感想)
象萌え映画。個人的には「マッハ!!!」の方がアクションに(話の流れの上での)意味があって面白かったなぁー。「トム・ヤム・クン!」のアクションは映画っつーより(アーケード)ゲームっぽかった。
※すみません、詳しい感想は明日改めて…
投稿者 shizune : 00:33 | コメント (0) | トラックバック
2006年03月20日
細かい抜けが結構… 〜ナルニア国物語 第1章・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、前夜に原作を通読し(実は未読)、有休取った平日に「ナルニア〜」観てきました。
総じて原作通り児童文学の枠を出ない佳作なのですが、細かくエピソードの追加・削除(LotRのような原作への愛情に裏打ちされたアレンジではなく、職業的な改変)が入っているため素直に褒め切れなかったりもします。
以下、映画をこれから観る人に配慮して追記で。と言っても重箱の隅を突いて穿ちまくるようなコメントなのでちゃんとした感想ではないかも…(^^;
※以下イタリック部は岩波少年文庫刊「ライオンと魔女」新版より引用しています。
(追加要素)
○疎開のエピソード
原作では一ページも費やされてない疎開について映画ではわざわざ空襲シーンまで入れて描いてます。エドマンドの先走りがちな性格描写の肉付けになってはいますが、多分これは「疎開を経験してないアメリカ人」向けの描写じゃないかなーと。戦後60年余り経過していることを考えると広く非欧州向けなのかも。
○エドマンドとタムナスの対面
原作を基準に考えれば無駄なエピソードに思えますが、魔女の追跡に伴うリスの会合(上記原作・p160参照)奴隷扱い(同・p166参照)がばっさりカットされているために代替として挟んだものと思われます。
○逃避中の三人+ビーバー夫妻がオオカミに追い詰められる
全く意味ねー。アレンジした側としては追いかけっこの緊張感を出したかったんでしょうが、一行の行き当たりばったりさ&オオカミ(拡大解釈すれば魔女)の無能さを晒しただけで無駄に時間を費やしてる感じ。
他、よく覚えてませんが総じて改悪にしかなってなかった気が。
(削除要素)
○学者先生との初対面
何故か最初の最初ではなく、エドマンドが嘘をついた後で初対面とされています。
>四人とも会ったばかりですぐ、この先生がすきになりました。
原作ではこの初対面があったからこそ手に余るルーシーの態度についてピーターとスーザンが「先生(=好感が持て且つ信頼できる大人)に相談に行く」という場面が割と自然に出来てるんですが、映画では何となく成り行きで学者先生のところに居残ってルーシーの話を始める(=次のシーンへ進めるため強引に繋ぎ場面を挟んでる)という段取り。この辺り、良くも悪くもアメリカナイズ脚本ですね…
○ターキシュ・ディライト(原作訳ではプリン)を食べるエドマンドの描写があっさり過ぎ
>はじめのうちは、エドマンドも、口にいっぱいほおばったまま話をするのは、失礼だという礼儀を守ろうとしましたが、すぐにそれを忘れて、できるだけプリンをむしゃむしゃ口へほうりこむことばかりに夢中になりました。すると、食べれば食べるほど、もっと食べたくなって、なぜ女王がこんなに根ほり葉ほりきくのだろうと考えることができなくなりました。
原作のエドのこの必死な食べっぷりが映画では何故描写されないんだろう? と思ったら、↑の描写がお菓子業界やファーストフード業界への暗示的な批判に繋がるので自粛したんじゃないか、という個人的な結論が浮かびました。大人ってやだなーw
○マクレディさんが学者先生の家を見学する団体を連れてくる→出くわさないよう衣装箪笥に隠れる
この場面が「クリケット(らしき遊び)でエドマンドがホームランかましてガラスを割る→マクレディさんから逃げる→衣装箪笥に隠れる」に置き換わってました。学者先生のキャラ造形をわざわざぶち壊してこの代替イベントかよ…w
○ビーバーが最初にアスランの名前を口にする場面
>アスランの名をきいて、子どもたちはめいめい、心のなかで、どきんと感じました。エドマンドは、わけのわからないおそれのうずにまきこまれました。ピーターはふいに強くなって、なんでもやれる気がしました。スーザンは、なにか香ばしいにおいか、うつくしい楽の音がからだをつつむ思いでした。そしてルーシィは、朝、目をさましてみたら、たのしい休みか、喜ばしい夏がはじまった時のような気もちを味わいました。
この文章ってビーバーの家に同行する(≒ビーバーを信用する)結構大事な動機付け、且つ各キャラがこの世界で必要以上に不安になったり現実に屈したりしない契機になってると思うんですが…映画では何となく成り行きって感じがしてどうも納得がいかなかったところ。
○原作ではエドマンドの不在→即逃亡開始なのに、映画ではわざわざエドマンドを追いかけた後オオカミに追い詰められてから逃亡開始している。
脚本の細かい改悪が多い中で、最悪といっていい改悪。どうせ上映時間の都合・主観による(家族愛の押し付けちっくな)捻じ曲げのせいでしょうけど、下記原作箇所からビーバー夫妻の判断能力を鑑みれば「危険を承知で魔女の居城が見える場所までエドマンドを追う」なんて愚挙を描写するわけないんだけどなー。
>「ビーバーさん、いったいぼくたちは、どうすればいいでしょう?」ピーターがききました。
「どうするですって?」輪かんじきをつけていたビーバーさんがいいました。「どうって、すぐにわたしたちは、出かけなければなりませんね。一刻のゆうよもありませんよ!」
>はじめてお会いして、あのひとを見たとたんに、裏切りそうだな、と思いましたよ。もう、魔女の味方になって、魔女の食べ物を食べてしまった目つきでしたよ。ナルニアにくらしていらっしゃれば、それがわかります、目を見ればよしとね。」
>「でも、あの女はそんなことを最初にやりはしませんよ。」とビーバーおくさん。「まずエドマンドが、わたしたちのいるところを話したとたんに、すぐ今晩にでもわたしたちをつかまえに出かけるでしょうよ。もしあの子が半時間まえに出かけたとすれば、あと二十分もすれば、あの女がやってきますよ。」
他にも色々ツッコミどころがあるんですけど、ツッコミどころの引用に疲れてしまった自分がいるので、気が向いたら追記していきます。スミマセン…
投稿者 shizune : 16:16 | コメント (0) | トラックバック
2006年01月27日
色とか描き込みなど無くても
カテゴリー:劇場で観た映画大分前にヤフオクで落札した映画のチケットの期限切れが間近(しかも選りによってガーデンシネマ)だったので、仕事から帰ってレイトショーを観に行きました。
○ロッテ・ライニガーの世界
ぶっちゃけストーリー展開やら内容だけで言うと(上映された短編・長編共に)、今日びの萌えアニメと何ら変わりない内容だったりするのですが、何がすごいかってーと最初から最後まで(手作りの細密な台紙で作った)影絵を動かしてアニメーションしてるんですよ。
お陰で観てる側がキャラの動きとか表情とか風景とか細かい部分の描写に囚われず、純粋に絵が動くさまを楽しめるということに改めて気付きました。そうだよ、アニメってやっぱり動きが面白くないといけないんだよー。○○タンのアップが可愛かろうと崩れてようとどうでもいいんだっ!(ぉ
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
('A`) く作画叩かれるくらいなら、萌えアニメも影絵にすればいいんだ!
ノヽノヽ
くく
…いや真面目な話、絵が動くのを観てるだけで楽しめたアニメ作品って久々ですよ。しかもこれが八十年ほど前の作品だと知って尚更驚いたというか感激したというか。まさに温故知新って感じでした。チケット余らせてた自分に感謝感謝♪(違
投稿者 shizune : 22:59 | コメント (0) | トラックバック
2005年08月17日
特にコメント無し、でいいかも 〜SW・EP3雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画あ、えーと、映画2本ハシゴしてた為気が回しきれませんでしたが、きょうは「その日」でしたね…(焦
○という訳でSW・EP3観てきました。
字幕のせいだか脚本のせいだか分かりませんが、アナキン君の帝国発言が唐突すぎてパドメと一緒に耳を疑いました。つーかそういう発言に至る伏線的シーンくらい挿入しとこうよ。
まあ、全般的に「間抜けと間抜けの騙し合い」なんで「映画として」コメントすることは他に無いかなー。
投稿者 shizune : 23:13 | コメント (0) | トラックバック
壮大なデスマーチの最中 〜ヒトラー 最後の12日間・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、先ずは「ヒトラー 〜最期の12日間〜」を観てきました。
内容としてはタイトルの通りで、映画のほぼ全編がソ連のベルリン侵攻下のヒトラー周辺の動向の叙事的描写になってます。そのためヨーロッパ戦線の概要(or第二次世界大戦の流れ)を知らずに観ると、劇中前半頑として戦況の不利(敗北)を認めようとしないヒトラーやゲッベルスが終盤覚悟を決めて行動に移す変化などが掴み辛いかも知れません。
部下の戦況報告には自分の思うが侭を怒鳴りつける半面で秘書には穏やかに対応するヒトラーがいたり、総統に忠実である意味冷酷にさえ見える姿勢を保ちながら家族を地下要塞に招き入れるゲッベルスがいたり、予想してたよりも生臭い出来事の積み重ねで事態が進んでいったような印象を受けました。
しかし、そうした出来事を見れば見る程、ヒトラーという人物の思考(人格)が全然分からなくなった感もあります。「○○部隊が攻撃に転じれば勝利が見える」とか「(情報網の断絶を懸念した部下の連絡を)権力を奪おうとする裏切り行為だ」とか偏執狂的にがなり立てる人間が秘書に対しては特に当り散らす様子もなく、敗戦が決定的な状況でも逃亡者や反逆者には厳然と処罰を加えたり、正気か狂気か計りかねる言動が幾つもあって(ヒトラーという人物の)解釈に困りました。
ただこの映画の場合ラストでインタビューが挿入されており、その台詞が結果的に解釈を押し付けてるように感じられたのが個人的には若干マイナス印象。ああいう言葉を付け足さない限り「ヒトラー」という題材を扱うことが許されないのも事実だとは思いますけど…
(´-`).。oO(撤退が最善と分かってても、撤退できない難しさ…)
#そういう状況に置かれた時、どう行動すべきか悩むよね。
投稿者 shizune : 19:21 | コメント (0) | トラックバック
2005年07月04日
味な真似をするね。 〜バットマンビギンズ・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、雨降る中を梅田まで出かけて「バットマンビギンズ」観て来ました。バットマンシリーズはバートン版一作目をTVで観たかなぁ…?って程度ですが。
(感想)
ソツ無く纏まってたのでストーリー的な要素は殆ど話しません(極力ネタバレ無)。トムの彼女が絶妙に可愛くなかった(スパイダーマンのMJに比べたら格段にマシですが)のを除けば実に良かった。
ゴッサムシティのリアルな荒廃感とか、ブルース・ウェインがバットマンになる経緯とか、完璧超人にして忠実なえろげの幼馴染執事アルフレッドが「サイコー」(←開幕戦後のランディ・ジョンソン調で)なところとか、スタッフロールを観るまで存在に気付かなかったゲーリー・オールドマン(配役的に意表を突かれた!)とか、バットマンに興味がなくても十分映画として楽しめます。いやホント真面目な話。
てゆーかそんな事よりも、勝元@ラストサムライの弟子がクワイ=ガン・ジン@ジェダイで、更にそいつの弟子が「プレストン@ガン=カタ→バットマンにジョブチェンジ」という狙ったようなマニアックな布陣が激しく面白かった訳ですよ。監督が狙ってたとしか思えないキャスティング。もう素敵(ぉ
個人的にバットモービルが戦車ちっくだったのは好みじゃないんですけど、実際やってることは暴走戦車なのであれはあれで正しかったのかも知れません。あと、最後の最後でバートン版バットマンに繋げる締め方をしてたのは良かった(作風は余り繋がってない気もしますが)。
投稿者 shizune : 00:03 | コメント (0) | トラックバック
2005年06月26日
たったひとつの冴えたやり方 〜ミリオンダラー・ベイビー 雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画久々に映画観てきました。お題目は「ミリオンダラー・ベイビー」。
感想をまともに書いちゃうとネタバレになって良くないので、できるだけネタバレしないように書きます。その為ぼやけた印象の文面になってしまうと思いますが、ご容赦あれ。
映画の感想を一言にすると「生きるって難しいよね」。良かれと思ってやったことが裏目に出たり、ちょっとしたボタンの掛け違いが連鎖的に悪い方に結果を出してしまったり…でも、人間毎日そうやって生きているんですよね。それを象徴的に、かつ具象化して表現するために使われた「ボクシング」という要素が実に映画の内容・主題に合ってました。何より、メイン登場人物の誰もが「成功者」と言い難い人生を抱えてるのが良かった。
相手のためを思っての言動が相手の意図(欲望)と合致せず裏目に出る。そんな不器用な二人がボクサーとトレーナーの関係を結び、試合を重ね信頼を深めていく。そうした過程を決して饒舌に語らず、然しながら物語を進めるための最小限の情報は盛り込んである。そんな感じの映画だと感じました。
自分がどう生きてたか、そして今後どう生きるか。そんな命題に思索を巡らしてみたい時、この映画を観るといいかも知れません。(註:本気でテンパってる時には観ちゃダメ)
投稿者 shizune : 23:16 | コメント (0) | トラックバック
2005年05月15日
気楽に観て楽しむのが一番。 〜コンスタンティン・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画えーと…実は昨晩「コンスタンティン」観に行ったんですが、何と感想書こうか考えてたらもう日曜の日付に…(^^;
○コンスタンティン
はじめに。以下、原作コミックの設定とか一切確認せず書いてますんで、「原作ではこうなってる」系の突っ込みは極力勘弁して下さい。(以下、一応ネタバレなんで続きに入れます)
<これから観に行く方へ>
スタッフロールが始まっても最後まで席を立たない方が吉。ちょっとしたオチが用意されてますので…
個人的にはスーツ姿のエクソシストがちょっと派手に頑張るだけの話だと思ってましたが、世界観がなかなか私好みでいい感じ。神(と言ってもキリスト教的観念の神)と悪魔(代表は当然のようにルシファー)が相互不可侵の人間界を挟んで水面下で綱引きしており、本作の主人公コンスタンティン(以下キアヌ)が両者の狭間で翻弄されるという、実に有り体ながら私的ツボな世界観。
以上私流に要約すると、キアヌが現代のエルリックな訳ね(違
で、今回メインになるガジェットは「ロンギヌスの槍(字幕では運命の槍になってた)」と「マモン(ルシファーの息子って設定)」。マモンがロンギヌスの槍の仲介で人間界に実体化したら人間界が支配される、人間界を護るべく戦えキアヌ…っていうのが本作の要約。
何でハーケンクロイツの旗に包まれたロンギヌスの槍の穂先がメキシコで見つかるのかとか、マモンの標的がロス在住のアンジェラってダジャレかよとか、キアヌがルシファー呼んでインタラプトかけるのって強引じゃないかとか、キアヌが自己犠牲で天国に召されそうになった場面ってマトレボのパロディかよとか、色々ツッコミつつ楽しませて貰いました。
この映画の正しい楽しみ方ですが、キリスト教的な解釈とかを真面目にあれこれ論じようとせず作中の流れに身を任せた(or何人かで観て細かいネタにツッコミ入れてく)方が面白い映画です。てゆーかこの映画、「パッション」観て感涙した人が観たら激怒しそうだな…
と以上ネタっぽく流し気味な感想でしたが、唯一真面目なコメントをするなら「コンスタンティンはキアヌで正解だった」と。キアヌの国籍も年齢も分かり辛い容貌が、いい意味でコンスタンティンというキャラのミステリアスさを醸し出してた(と私は感じた)ので。
投稿者 shizune : 03:34 | コメント (0) | トラックバック
2005年04月24日
我が侭と見るか、夢追い人と見るか。 〜アビエイター・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、梅田に出かけて資格試験を受け一旦帰宅し、それからまた梅田に出かけて「アビエイター」を観てきました。この時間まで更新が出来なかったのは、単に感想を書くための予備知識を仕入れる為だったり(焦
○アビエイター
日本人には全くと言っていい程馴染みのない資産家ハワード・ヒューズの活動的な時代に焦点を絞った半生記。だからと言って彼の家族関係の描写・説明は殆どないし、エンディング後の彼がどういう余生を送ったかについても説明なし。おかげで何故あんな中途半端なラストカットになったか理解できず、帰宅してからGoogle先生に質問していた私がいたり…
多分この映画って、ハワード・ヒューズの人となりにどれだけ共感できるか(或は異性として魅力的か)=映画の面白さだと思います。好きな映画・飛行機の為なら金に糸目はつけない、しかしその反面、潔癖症ゆえに神経質で病理的な部分が常に付き纏う「精力的な資産家・活動家」。私は彼の「好きなことに打ち込んだら他の全てを受け付けない」「好きなことには金に糸目をつけない」部分に惹かれるものがありました。ディカプリオの演技自体はまあまあかな…(←個人的に「ザ・ビーチ」が底辺だと思ってる)
とは言え、その人物を描くエピソードの取捨選択、飛行機の飛翔シーン、各シーン毎の細かい小道具・描写の積み重ね(個人的には挿入・回想を含めて公聴会のシーンが気に入ってます)が巧妙に構築されていたので、三時間近い映画なのに長さを感じませんでした。
古めかしい映像(大半CGでしょうけど)と普通の映像の混ぜ具合とか年代ごとに変わるディカプリオの風貌(服装とか細かい顔の作りとか)なんかは、個人的に地味だけど手が込んでるなと思ったり。この辺りはスコセッシの手腕に拠るところが大きい…と思いたい。ただ、ヒューズが繰言を続けるカットが少々諄いかな、という気も(カット数自体は多くないんですが)。
でもやっぱり、ヒューズの後世について事前に知らないと、ラストシーン→スタッフロールの流れが唐突で意味不明に感じてしまうのはマイナス要素かと。いや、アメリカの人ならある程度予備知識があるんでしょうけど、日本人だと普通知らない人ですからね…
(まとめ)十分楽しめたけど、監督・主演男優でオスカー受賞はちと難しいかな?
投稿者 shizune : 00:25 | コメント (0) | トラックバック
2005年02月14日
脚色(演出)なのか、改竄なのか… 〜劇場版AIR・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、見つかった携帯を無事警察で回収した足で「劇場版AIR」を観てきました。
上映開始1時間前から待ってる人間が十人以上いたりとか、カップルで観に来てる人(バレンタインに敢えてAIR観に来ますか、貴方達は…(^^;)がいたりとか、上映開始前から色々突っ込みたいことはあったんですが、それはさておき。
映画の感想を一言で言えば「出崎アニメだなぁ」で終わりw それ以上でもそれ以下でもなく、ましてや「AIR」の作品性が云々なんて論じるのも無意味。随所に挿入された出崎アニメ恒例の止め絵がアニメの方向性を何より雄弁に物語ってくれるんじゃないかと。
(以下、PC版AIRを発売日深夜0時に並んで買ったバカの雑感>>ネタバレ前提)
まず最初に。現在放送中のBS-i 版(原作遵守)と比較したらダメ。BS-i 版は「俺たち(製作者)はAIRが好きだ、与えられた制約の中で精一杯AIRをアニメ化するぜ」という気概に溢れてるのが画面を通して分かる程、劇場版と気合の入り方が違いますので。
続いて、賛否は兎も角として原作との相違点を簡単に。
○観鈴は不登校児。佳乃、美凪&みちるはモブキャラ(背景)でしか出ません。聖さんは普通に医者。ポテトは…観てのお楽しみ。
○神奈と観鈴の関係性(輪廻、或は永劫回帰)を明示していない。神奈の伝承と観鈴に起こる出来事が「あー、シンクロしてるなぁ」程度。
○神奈が全くツンデレじゃない。只の有り体な、お上品なお姫様テイストだけで構成されている。(神奈萌えの人は要注意)
○神奈と柳也の関係:原作は「神奈の母に会うため逃避行→いい仲に?→以下原作参照」、劇場版は「イケメンと囚われのお姫様の出会い→恋愛関係→今わの際の神奈を柳也が空に送り出す」。
○原作は比較的晴れ易い瀬戸内海を想定した雰囲気の町、劇場版は気候の変わりやすい(おそらく太平洋沿岸の)港町。劇中雨の日がやたら多い。
○国崎最高(ぉ)が物語の最後まで存在する=「そら」と完全に別個の存在。
と、つらつら並べましたが、簡単に言えば「原作のオカルティックな物語の連関(千年に渡る神奈の呪いを解くための執念的な旅路)を断絶して、劇場版では病弱な観鈴ちんの最期の七日間ドラマ(家族ドラマとか恋愛ドラマとかそゆの)に集約しちゃった」ということ。柳也と裏葉の子孫が国崎最高だとか、神奈を受け継ぐ存在の一人が観鈴だとか、原作の根っこと言える部分がばっさり割愛されてる訳です。
これらの変更がいいことであるか悪いことであるかを論じるのは凡そ無意味です。と言うか上記の変更をかけた時点で「AIR」が「AIR」たる構成要素を組み換えてしまってますので、同一の作品として比較できない状態ですから。時間的制約から「AIR」の作品的同一性を保持したまま映画として纏めるのは情報量的に不可能ですし(TVA版も時間的にかなりタイトな筈ですが、現時点では原作の要素を極力カットせず、よく纏め込んでますね)。
ではどこでいい悪いを判断するか。それは良くも悪くも(原作のキーイベントの殆どをカット・変更した上での)「出崎演出」を好むか好まないか、に帰結するものと思われます。
私にしてみれば、光る液体を嘔吐して「観鈴ちん、ぴんちっ」と言われても原作を理解した上でのギャグだと感じてしまうし、国崎くんのボディーブローとか「あしたのジョー2かよ!」って感じだし。おかげで映画観ながらゲラゲラ爆笑しまくってしまいました。「AIR」ってこういう笑い方する作品だったかなぁ…(ぉ ま、そういう意味では激しく面白かったんですけど。
(結論)
「AIR」の作品的同一性を求める人はBS-i 版を観て浸りましょう。オタク的コンセンサス要素として楽しめればいいだけの人は、お手軽に劇場版をどうぞ(劇場版なら、別に原作知らなくてもいいし)。
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投稿者 shizune : 15:19 | コメント (0) | トラックバック
2005年01月17日
出し抜かれるのは、実は観客。 〜オーシャンズ12・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、blog引越しのため宙吊りになってた「オーシャンズ12」の感想であります(焦
とは言うものの私が観たのは先行オールナイトなので、余りネタバレばかり書くのもアレなので、その辺の「お楽しみ」は出来るだけ伏せたところで感想でも書こうかと。
○無駄に豪華な顔ぶれ
この映画を観て何を楽しむかと言われれば、やはりキャストの顔ぶれでしょう(どーせオーシャンズ11+1が相手を出し抜いて盗みに成功するのは間違いないんだしね)。まともに集めたらスターのギャラだけでそこいらのスペクタクル超大作の制作費とタメ張れるくらいですからねぇ…
前作ではその辺を余り押し出さず、オーシャンズ11が知恵と技能を結集してカジノのオーナーを出し抜くスリルで楽しませてくれた訳ですが、今回は無駄に豪華なスターを使った「ネタ」(どっちかとゆーと楽屋オチ的なネタ)で楽しませようという方向性で。はっきり言って今回は「盗みのトリック」に期待しちゃダメ(ってそれ、ネタバレじゃないの?)。あと前作よりスター偏重なので、特殊スキル持つ人たちは今回頭数合わせに回されてます。期待しないように。
○泥棒と警官は背中合わせ
スター競演(ブルース・ウィリスの本人役とかどうよ?)は分かりきったこととして置いとくと、この映画のキモになるのは「泥棒」と「警官」の繋がりによる話の二転三転ぶりでしょうかね。ネタバレになるので敢えて誰がどう「警官」と関係あるのかは伏せますが、「そういうオチかよ!」と最後まで絡めてくれてます。「泥棒」と「警官」の人物(設定的)配置が面白いかイマイチか、それが結構映画の面白さに結びついてくると思いますのでお見逃しなく。
と、ここまではネタバレを避けて当り障りなく。以下ネタバレ含みなので観に行く予定の人はお引取りを。
○中の人を意識した配役?
結果論的にそうなったのか、元々の「オーシャンと11人の仲間」の設定がそうなのか判別できないのですが(単に旧作を観てないだけ)、作中人物の中の人をイメージさせるようなキャラの配役になってます。
個人的にウケたのがマット・デイモン(仕事を取りに連れて行くとしくじる、最大のピンチには母ちゃんが助けに来る)。偏見だけど、やっぱりこいつはマヌケな役がよく似合う。てゆーか、クルーニー&ブラピの横にいたら三枚目やらんとキャラが立たんのでしょうな。
○レーザートラップはダンスで回避?
前作が一応「盗む」プロセスを比較的時系列的に見せてくれた(=スリル感が一応はある)のに対し、今回は終わってから種明かしするパターン。ちなみにどの盗みのトリックもアホらしいので真面目に反応しちゃダメ。一番アホらしいのは、ナイト・フォックスが美術館のレーザートラップを「ダンサブルに回避」するくだり(ちゃんと伏線があるのが更に笑える)。自慢げに語った彼を持ち上げといて嘲うのがクルーニー=オーシャンな訳ですが。
(まとめ)盗みのトリックは後付け的。肩肘張らず(一部スター)俳優の贅沢さを楽しもう。
投稿者 shizune : 23:33 | コメント (0) | トラックバック
2005年01月15日
功夫とCGでデコレートした喜劇 〜カンフーハッスル・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、雨の中iPod shuffleの行列に加わらず映画を観に行きました。正月休み観ようかと思いつつ、後回しにしてた「カンフーハッスル」です。
(夜には先行オールナイトの「オーシャンズ12」観に行ってきます)
以下、今更って気もしますが私なりに感想などを(ネタバレは極力避けて)。
○カンフーが先か、CGの活用が先か
個人的には、カンフー映画(アクション映画)というよりコメディの色が強いなと感じました(監督の本懐は笑いの色があるカンフーかもですが)。
派手なアクションがあり、それを味付けするためにCGが活用されてるのか。派手なCGが活用できることにより、アクションがより鮮やかに映せるのか。本作で取られた方法論がどちらであれ、「観客にとって分かりやすい娯楽」を実現する為の方向付けが明確にされてるので、片方だけアンバランスにならず済んでるんだ、と私は認識してます。
○飽きを防ぐ「笑い」の使い分け
この映画のメインになってるのは笑いとカンフーですが先ず前者について。「笑い」といっても、この映画で使われてる要素としては二種類あって、片や「体を張ったタイミングの笑い(ドリフ的笑い)」、片や「有名映画のあるシーン(※)を明示するパロディ的笑い」。中心はカンフーと相性のいい前者の笑いですが、忘れた頃に映画のパロディが入っていたり。
カンフーと絶妙に絡まった「どつき」の笑いもテンポ良く冴えてましたが、私のような映画バカにとっては、合間合間に挟まった他映画作品パロディでまた「ニヤリ」とできて楽しかったです。
(´-`).。oO(あの手斧連中は「ロック、ストック〜」へのオマージュか?)
#ふつーあれ観て「手斧のハリー」を思い浮かべませんって…
(※)例としては「マトリックス・リローデッド」の100人スミス戦闘とか、「シャイニング」の廊下の奥から血が大量に流れてくるカットとか、「王の帰還」の死者の軍勢を思わせる飛び道具?が出てきたりとか。
あと、シンの存在と復活の仕方は「マトリックス」の影響受けてるような。
※最後辺りで空を舞う花が出てくるのは「フォレスト・ガンプ」かなぁ?
○笑わせるだけじゃない、カンフー(の作中人選)も絶妙。
と、この感想だけだと単なるコメディ映画にですが、そろそろ功夫の話を。「少林サッカー」の時もそうだったんですが、作中出てくる「達人」が皆クセのあるおっさん・おばさん中心(「少林〜」でお馴染みな人も多数…)。
どんな変わり者の「達人」が出てくるかは敢えてここでは書きませんけど、おっさん・おばさんの外見が醸し出す一見マヌケな雰囲気と、CGと功夫が絡み合って織り成すド派手なカンフーアクションのギャップがまた面白い。体技をメインにした視覚的笑い&アクションなので小難しい解釈不要だし。
という訳ですごく笑えて楽しめましたが唯一の弱点はヒロインの存在の弱さ。不要とまでは言えませんが、もう少し他の達人と絡めてあげて欲しかった…
(簡単な結論)気軽に笑えて話題にできる映画を観たい人にはお勧め。CGの味付けが強いので、硬派なアクションを求める人は我慢。
投稿者 shizune : 17:58 | コメント (0) | トラックバック
2005年01月05日
実は非常にパーソナルな問題提起 〜スーパーサイズミー・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画正月休み気分が全然抜けきらない(寧ろ余計にだれている)状態です…(焦
そんなだれ切った自分に鞭打ち、昨日観た「スーパーサイズ・ミー」の感想。
○♪よーく考えよー、食事は大事だよー?
と、ちょっと冗談めかした見出しをつけてますが、映画中被験者(=監督)の恋人が、実験(=一日三食全部マクド)開始後の性生活の変化についてコメントしてるのを観てると、笑えなくなってくるんですよねぇ。
・変化したこと
一、普通の食事の頃ほど激しくなくなった。専ら彼女が上で頑張ってる。
一、以前より勃つのに時間がかかるようになった。つーか中々勃たない。
取り敢えず、彼女と最近夜の生活が思わしくない方は食事を見直しませう。(本作のように、彼女が菜食主義のシェフだったら話は早いんでしょうが)二次元の彼女に最近(*´Д`)ハァハァ できなくなった人も同様に見直しませう。
是では男性的視点ばかり強調した不真面目意見で終わるので、以下真面目に。
○社会に問い掛けるムーア、個人に問い掛けるスパーロック
最近マイケル・ムーアの映画が話題になったせいか、ある意味ブーム的な感のあるドキュメンタリー映画ですが、本作に関して言えばムーア独特の「煽りと編集の巧さで何だか納得させられてしまう」手法とは一味違って、監督自らが被験者になって「医師の診断と体形の変化で納得させてくれる」感じと言うことになるのでしょうか。(公式サイトでも流れてる歌を子供が合唱する映画の冒頭は煽りでしょうが)
(´-`).。oO(この映画そのものが、ムーアへの煽りだったら笑うけど…)
ただ、この映画では「俺は一か月食べ続けてここまで不健康になったから、こんな食品を出すマクドナルドが悪い」と短絡的な断罪(「ボウリング〜」を観た方はKマートの件を思い出そう)と繋ぐ訳ではなく、マクドナルドを軸にして「アメリカ的食生活」ってどうよ? と案外真面目に問い掛けてたりします。子供の学校給食の状況とか、食品産業のロビイスト運動とか。
そんな真面目なドキュメンタリー部分と監督のマクドナルド食べ続け映像の部分が交互に挿入された感じで構成されているので、かつての電波少年的な映画(マクド食べる>体重計る>一喜一憂みたいな構図)を期待して観に行くと若干退屈な映画に感じてしまうでしょう。
○結局、私がこの映画を観て考えたこと。
まずは切実に「痩せよう」と。マクドナルド行く行かないとか、昼食適当過ぎることの反省とか以前に、ここ一、二年太り傾向なのを是正しようと。
昨年暮れの健康診断でも「体重を落としましょう」とか「中性脂肪が多いので糖質の摂取は控えましょう」とか色々列記されてまして、流石に私も「好きなもの(*)を好きなだけ食べて死ぬ」なんて豪語してられなくて…
(*)=偏食はしないんですが、甘いもの全般とコーラが大好きです(焦
最近太り気味な人は、日頃の食事を反省する為に是非この映画観ましょう。(太ってる彼氏/彼女を痩せさせたい人は、彼氏/彼女同伴で観ましょう)どちらでもない人は、後学のために見とくといいかも。特に勧めませんが。痩せてて「絶対に太りたい」という羨ましい人は、マクドナルド常食(マテ(但し、菜食主義で手料理を作ってくれる恋人が貴方にいること前提で…)
投稿者 shizune : 23:09 | コメント (0) | トラックバック
2005年01月02日
狩リノ・時間ダ ツイテ・コイ 〜エイリアン vs. プレデター・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画今回のタイトルは、アーケード版(※)を知らない人置いてけぼりですw
(※)=1994年カプコンからリリースされた傑作。基板で保護すべき出来。
という訳で、元旦映画の日(今年初映画とも言います)AVPを観て来ました。余り感想を書いてどうこうする作品じゃない気もしますが、少々感想をば。
○プレデターはやられ役なの?
エイリアン・プレデターに関するガジェットは私の知る限り映画に忠実。その両者に巻き込まれる形の人間は元祖「エイリアン」宜しく使い捨て。
両映画シリーズを知る人間が思わずニヤリとする細かいネタが含まれているものの、全体的に人間はエイリアンの繭的扱い。脚本は話の整合性よりも画面のインパクト・両クリーチャーの戦闘重視(=結構雑)かな。
ここまではまあ「VSもの」としてありがちな作りなんですが、個人的にどうも気に食わないのが「プレデター3体の内2体があっさり殺されてしまう」展開。まあ肩のキャノン抜きで戦えば妥当な結果でしょうが…(私のプレデターへの肩入れは、言うまでもなく前述アーケードゲームに起因します)
幾らひよっこ?プレデターとは言え、ここまで弱いとしょんぼりします。(穿った見方をすれば、予算節約のためプレデターを殺したのかもね)
○八月シナリオか、或はMMRか…
本作の設定によると、プレデターはオーバーテクノロジーを所持してて人間に文明を齎し、神として崇められていたとか。で、一人前の神様になるべく人間を贄として繁殖させたエイリアンと戦わせるという構図。(プレデターが勝利すればそれで良し、敗北すれば篭手の自爆装置起動させて人間文明ごと消滅させる…という認識でいいのかな、多分)
神様の割に弱いんだなぁ、映画の中に出てきたプレデター…orz ま、でも、ドラゴンボールの神様もあんま強くなかったし、そんなもんかも。
○機動力溢れるエイリアンクイーン
映画の終盤でラスボス的に登場するのが二足歩行?のクイーンですけど、こいつが物凄い勢いで南極を疾走します。ここ多分笑うところでしょう。(エイリアン2のクイーンは何だったんだ、と思うほどの機動力溢れるクイーンでした。ジュラシックパークのTレックスも斯くやの疾走ぶり)
<総括、みたいな結び>
エイリアンorプレデターに思い入れがある人にはそこそこ楽しめる出来。出来れば「フレディvsジェイソン」みたいにホーム&アウェイで(凄くはっちゃけた)戦闘をやってくれたら嬉しかったんですが…(^^;
ただ、エイリアンの残忍さ・隠密行動のいやらしさを描くには閉鎖空間が必要で、プレデターの機動力を生かすにはオープンフィールドを使う戦闘が必要なので、両者を組み合わせて(尚且つ一般観客置いてけぼりにしないで)映画を組み立てるには、あの映画の「南極の遺跡」が限界だったのかも知れませんねぇ。
結局一番面白かったのは、「エイリアンの楯」を作る際、プレデターがエイリアンの死骸(頭部)をナイフで下ろす(シュールな)シーンですw
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投稿者 shizune : 21:38 | コメント (0) | トラックバック
2004年09月12日
ゲームと映画の幸福な結婚? 〜バイオハザード2・雑感〜
カテゴリー:劇場で観た映画という訳で、「バイオハザード2 アポカリプス」初日で観て来ました。
※映画のタイトルとして数字はローマ数字表記が正しいのですが、機種依存文字となってしまう為このblog本文ではアラビア数字表記にしてます。ご了承下さい。
以下、原作殆ど(#)プレイしてきた人間の視点ですので、純粋に映画としてのコメントになってません。その辺ご理解の上読み進めて下さいまし…あと、コメント内に映画・ゲーム双方のネタバレが入ってますので、ネタバレが嫌だという方はこの続きを読まないよう注意して下さい。では以下、映画の感想を。
(#)バイオ1、同ディレクターズカット、バイオ2、バイオ3、バイオ2Dual Shock版、
Code:Veronica(以下ベロニカ)、同完全版、GC版バイオ、バイオ0、
アウトブレイク。但しGB/携帯電話版、ガンサバイバー系は未プレイ…(^^;
携帯版ですが、EZアプリ対応、Vアプリ対応はまた別になります。
先ず、箇条書きで私の思うところを。主に原作(ゲーム)との比較ですけども…
○映画のベースはバイオ3。多少人選でアウトブレイクっぽい感じもあるかもです。
○アリス(ジョボヴィッチ)の戦闘能力の異常さが前作ではちょっと浮いてた気もするのですが、今回は「T−ウイルス投与」という小道具?で正当化してます。(流石に、三角飛び蹴りでケルベロス(犬)蹴り殺すのはやり過ぎてたよな〜)…にしても、アリス暴れすぎw(ビル駆け下りるシーンはCGじゃなくスタント!)
○ジルがくりそつでいい感じ。カルロスは似てないけど、映画の方が雰囲気あっていい。("ナイフ使い"ニコライがまるで別人なのは、既にどうでもいいことですが…)
→ジルがあの(=バイオ3の)格好でも不自然じゃないよう、TVの天気予報でラクーンシティに熱波が来てるという設定まで用意してる辺りで私的にニヤリ。パンフによると、熱波の設定はジョボヴィッチの入れ知恵とか。流石だなw
○追跡者(ネメシス)キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
片手にロケラン、片手にガトリング。ゲームで出てきたらまずこっちが殺される…しかも追跡者の中の人が映画1作目でアリスと絡んだマットってベタなオチがGood。この辺り、ベロニカに出たスティーブを意識したような感じで私的にニヤリ。
○アシュフォード(出典:ベロニカ)の姓をさりげなく使ってるのが、また何とも…アンジェラの存在が「2」のシェリーを何となく彷彿。私的にまたもやニヤリ。
○映画そのものを一言で片付ければ「異聞・バイオハザード3」という事でFAかと。ラクーンシティへの戦術核使用後の展開は、バイオ3収録のエピローグ準拠。ジルの黒装束は微妙に違いますけど、原作汲み取ってるのが分かるので満足。
原作ファン&映画バカの私からすれば今回の映画も概ね満足なのですが、終盤の展開(アンブレラと反アンブレラ勢力の騙し合い)がちょっと一般的な観客の方に分かり辛いんじゃないかと心配。ま、どうせ映画がヒットしたら続編やるでしょw
(´-`).。oO(続編と言えば、この冬のバイオ4ちゃんと出して下さいね…)
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