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2003年10月25日

考えるな、感じろ。 〜KillBill Vol.1・雑感〜

 カテゴリー:劇場で観た映画

○予告通り「キル・ビル」観ました。10/26、予定通り感想を雑記に付記します。
 まず、全体的な感想としては「ブレインデッド」以来の「過剰な斬殺が笑いに変わる」映画。とにかく手を斬る足を斬る首を刎ねる。血だって文字通り出血大サービス状態。…ここまで読んで「CMと違うよそれ」と思う人は観るのやめましょう。お互いの幸せのため。

 今までの監督・脚本作品で前面に出していたのが、登場人物の過剰なマシンガントーク、そして時間軸さえ自由自在に弄って張り巡らせる伏線を、後半で綺麗に解消するスタイル。今回の「キル・ビル Vol.1」ではそうしたスタイルは前面に出てきません(前半だからかな)。

 展開されるのは「俺はこんな映画が好きなんだ、そんな映画のエキスを濃縮したぜ!」というタランティーノ流同人映画。素材はヤクザ映画、時代劇、カンフー映画、その他色々。兎に角戦って血が流れて人が死んで、日本刀が振り回されて死屍累々の場面ばかり。もう絶対テレビでは上映できないくらい下品な殺し合い映画です。はい。

 で、もうちょっと細かいところで感想を言わせて頂きますと。

○タランティーノ映画の特長・マシンガントークが殆どなくてカメラが長回し気味。
 →映像的にちょっとダレた感じがする(特にアクションが乏しい前半〜中盤)。

栗山千明は非常に良かった。ちょっとイッてる目線とかもう最高w
 →意外とユマ・サーマンとの戦闘シーンで活躍してた。あの殺人鉄球で。

○日本人の固定視点で観ると違和感が多くなる。楽しむには柔軟性とヲタク心必須。
 →服部半蔵が沖縄にいようと、栗山千明の役名が「ゴーゴー夕張」でも気にしない!日本で帯刀当たり前なのも気にするな!(←これ一番大事。常識は捨てろ)

○青葉亭での決闘、雑魚が無駄に多すぎて(=雑魚戦が長すぎる気がして)萎え。
 →個人的には「リベリオン」のような、切れのあるアクションと見得が観たかった。

最後にもう一度総括。「既存のタランティーノ映画を期待してる人」「上品で俊敏な剣戟を求める人」は観ちゃダメ。この「キル・ビル」で展開されてるのは、「外人を使った泥臭い殺し合い」なので…(最近私が観た映画でいうと、ぶった斬りショーだった「あずみ」よりも下品な映画って感じ)

投稿者 shizune : 2003年10月25日 21:03

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