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2004年03月19日

スクリーンを観て、不思議と感じる懐かしさ。〜花とアリス・雑感〜

 カテゴリー:劇場で観た映画

「花とアリス」
私的には、こういうまったりした雰囲気の岩井映画の方が馴染みます&大好きです。 (「リリィ・シュシュ〜」を観た時は今後の岩井映画がどうなるかちょっと心配しましたが…)

自分の恋愛成就のために必死に嘘をつき続ける花。そんな花の嘘に付き合いつつも、恋愛気分を演じてみせるアリス。そして二人の間で恋愛対象にされる宮本くん。この三人を中心とした、どこにでもありそうなんだけどちょっと風変わりな高校生の日常劇。まったりとしてそれでいてコミカルで、だけど見ていて何だか甘酸っぱい感じがする。

映画というよりは、カメラワークのしっかりした学生ビデオ作品のような雰囲気。こんな風変わりなコ達は身の回りにいなかったのに、何故か感じるほのかな懐かしさ。ドラマティックな出来事の筈なのに、スクリーンに描かれる風景は不思議と落ち着いて。(話とは直接無関係に顔を出すあの芸能人・この芸能人なんかは、まあご愛嬌)例えるなら、映像という「空気」を使って観客を愉しませてくれる和やかなお芝居。

だけど、ちょっと残念な点もありました。今作では岩井さんが自分で音楽を当ててるのですが、少し音が強すぎる場面が幾つか。もっと映像の出すものを信じて、音楽は控えめなくらいが丁度良かったと思います。(いつもの岩井作品ではあまり感じない「押し付けがましさ」が音楽から感じられたような)

総じて観ればいい作品だと思いますが、恋愛ものなのにドラマティックな演出があまりない点で好みが別れるかもしれませんね…私は好きですけどね、「四月物語」みたいで。

花とアリス 通常版
鈴木杏

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投稿者 shizune : 2004年03月19日 22:00

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