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2004年05月09日

「CLANNAD」ネタバレ感想(ひとまず最終回)

 カテゴリー:CLANNAD・感想

今回の感想で一旦「CLANNAD」ネタバレ感想は締めとします。
※単純にもう一度読み返す時間が取れないからですけどね、ええ(・v・

で、最後に残った古河一家について。

○古河 渚
 最初の出会いは、坂道で不安げに立ち止まってるひとりの女の子としての彼女。時が進めば友達となり、恋人となり、同棲相手となり、妻となり、最後に母となる。純朴でありながら自分の信念を守り通す渚を通じて、主人公も自然と大人に成長する。そんな二人の成長物語を割と直球勝負で描くのが「CLANNAD」だと言っていいでしょう。(勿論、他のヒロインと結ばれたら結ばれた時の「CLANNAD」があるんでしょうけど)

 渚のキャラクターは割合「AIR」の神尾観鈴に似ています。しかし最大の違いは、彼女が病弱な体で色々苦労を抱えつつも両親の愛情に包まれて真っ直ぐに育ったこと。そのおかげか泣きそうな言動を見せつつも実際には前向きで頑張り屋さんなところも、観鈴との明確な違いでしょうか。(観鈴は主人公には明るく振舞いますが、学校などでは内向的で人との関わりを避けている感があります)

 そんな渚に「母親の代わり」を求めた主人公は汐シナリオで辛い目に遭わされるものの、様々な人の幸せを見送る(=光の玉を集める)ことで主人公にとっての最大の奇跡、「渚と汐が共に健在な」終幕が迎えられる。この構成には正直唸らされました。もちろん各ヒロインの個別シナリオが充実していれば更に良かったのですけど…まあ、本筋をまとめたことを評価しようではないですか。

○古河 早苗
 いつもは笑顔で優しい、だけど時にはお茶目さんで泣き虫さんな本作随一の「お母さん」。妙ちくりんなパンを焼いて笑いを誘う時もあれば、春原シナリオのように妙な行動力に溢れる時もある。パン屋と主婦と学習塾、全部頑張る一面もあれば、汐の世話を終え万感の涙を漏らす一面も。だけどこの人も自己犠牲が過ぎるよな…教職にしても、塾の閉鎖のエピソードにしても。それでも彼女は「幸せです」と言うんでしょう、きっと。

 「Kanon」の秋子さん程どっしり構えた(てゆーかどうやって生計立ててるか謎過ぎる)お母さんじゃないけど、いつも一生懸命で気配りを絶やさない努力家なお母さん。こんな「お母さん」が常にいるから苦境でも頑張ろうとする渚のキャラがあり、After Storyの要所が支えられ、「家族」というテーマが成立し得るのではないでしょうか。正直、萌えます。こんな人と結婚できたらいいなーと思う女性になってると思います。

○古河 秋生
 一言で言えば「ガキ大将がそのまま大人になった感じ」。普段はアホ丸出しな人ですが、肝心な時にはちゃんと「父親」や「夫」の顔を見せて存在感を見せてくれます。こんな父親がいてくれたらいいのになー的なものも感じますが、明るく元気な古河家の4番でエースな秋生さんもまたCLANNADの屋台骨を支える一人。

 過去の鍵系作品ではいなかった、地に足のついた「父親」キャラがこうして存在する。この存在は決して小さなものではありません。寧ろあのバカさもあって大きく見えるくらい。一見ギャグに思える主人公の渚への求婚エピソードなんかも、あれはあれで「父親」として主人公の本気を確かめてる訳で、食い下がる主人公にも最後まで付き合ってますしね。

 …しかしAfterでの彼のエピソードのバスジャック、あれって「ネオむぎ茶」のパロディですよね? こんなんで「光の玉」が集まって、いいのかなぁ…とか思ったり(^^; だけどそこに至る経緯で昔彼が諦めた夢、新たに見つけた夢、そしてその夢によって支えられている家族とパン屋。あ、くそ、結局いい話じゃないか!

○岡崎 汐
 あまり登場場面が多くないので感想なんて言うほどのことはないんですが、一応「家族」だし。Afterで産まれる主人公と渚の娘ですね。初回プレイではお母さんの忘れ形見として登場。まあ、あんなに支えにしてた渚が死んでしまったら、主人公が育児放り出してヘコむのも分かるけど…その陰で育児に頑張る早苗さんが汐ルートで育児を終え(渚を亡くした悲しみを抑えて頑張ったせいもあるでしょう)、万感の重いで泣き崩れる姿に母親の偉大さを感じました。

 「渚との子供はこんな風になる」というのを提示するだけに終わらず、実は汐シナリオが「かつて主人公の父親が辿った道」であったり、結局主人公一人では汐を幸せにできなかったり…この娘のシナリオを最後の一幕ではなく、グランドフィナーレの一歩手前に「見せ球」として使える辺り、作品として懐の深さを見せられたような気がしました。…もしかして私、騙されてる?w

とまあ、色々振り返ってみましたが、「AIR」程突飛なスケールの家族物語ではなくて、「Kanon」ほど個人的な愛情で閉じた御伽噺でもなくて、丁度いい塩梅だろうと思います。そんな家族が寄り集まって一つの町が形成される。そしてその町では時の流れによって色々なことが起こる。Afterのファミレス(渚がバイトする)逸話ではそんな話題にも触れていて、さりげなく身近さを醸成してたりね。…そのエピソードの気配りをもう少し他ヒロインルートにも向けてあげて欲しいところですが。

<無理矢理な総括>
一部で当たり外れあるものの面白いキャラがいて、キャラ同士がそれぞれ繋がりを持っていて、その絡まり合いが様々な偶然を呼んだり些細な幸福の一つの部品になってたりという具合で、キャラ個別のルートと本筋の渚シナリオが絡まり合ってて面白かったと思います。(その気になればキャラ萌えだけでも楽しめますが、「CLANNAD」の本懐ではないと思います)

最後に一言。智代たんはエロカワイイ。早苗さんは萌え萌え。
(´-`).。oO(結局、今までの真面目な感想ぶち壊しかよ…まったくこの阿呆は…)

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投稿者 shizune : 2004年05月09日 22:51

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