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2004年05月16日

買ってから一月半経って漸く見返した「マトレボ」。

 カテゴリー:録画やDVDで観た映画

えーと、やっと「マトリックス・レボリューションズ」見返しました。見返してみたら、結構退屈な感じがしました。やっぱり結末分かってるからかなー? ※観た初回は11/5・23:00=まさに封切り初回です。翌日仕事だったのにアホですね。

しかし「如何に退屈だったか」を書いてもあまり意味がない気がしますので、初回観た時書いた感想を多少手直しして再録することにします(手抜きって言うなー!)。すいません、今更流行遅れな感想書いちゃって…・゜・(つД`)・゜・

<以下、旧サイトで上映直後に書いた感想>

※この頃は「思ってた通りだけど、まあ面白かった」って感じでした。

以下のように置き換えてみましょう(私の個人的な誤解も含まれてると思いますが、枠は外してないかと)。

ネオ=イエス・キリスト
(エージェント・)スミス=原罪
マシン・シティー=ゴルゴダの丘

つまり「レボリューションズ」が描いていたのは、救世主であるネオが人間の持つ原罪、「人間こそが世界を管理する存在」だとする傲慢=膨張した「法の」象徴スミスを背負い、機械仕掛けのゴルゴダの丘から現世を離れるという筋書き(かなり誇張気味)。肥大化して人間やプログラムの制御圏外に出たスミスをネオが浄化する、みたいな。(キリスト教の解釈じゃないものも混ざってるような気がしますが、流れはこんな感じ)

一作目では、救世主として見出されたトーマス・アンダーソン=ネオが世界の構造を知り、マトリックス世界の法=エージェント(代表がスミス)を超越した救世主として覚醒する話。彼を死から救い出したのは、トリニティ(=三位一体 ※1)の愛。
※1=父(デウス・エクス・マキナ)と子(ネオ)と聖霊(ネオが齎す平和)の御名において…
   なんて言ってみたり。「無神論者がそれを言うな」と反論されそうですが。

「リローデッド」は、覚醒した救世主・ネオが自らの指標を自覚し、その一歩を踏み出す話。ただ、映画としては世界の因果をめぐる講釈と、その繋ぎのアクションが噛み合わなくて、キリスト教的知識を持たない人(大半の一般的日本人)には難解な物語に見えたかと。

「ザイオン」が聖地イェルサレムであると明示するかのような場面、展開のせいもあってエジプトでは「リローデッド」が上映禁止になった出来事は、記憶に新しいかと。
※救世主がザイオンを救う→イスラエルと戦争を続けた中東国には承服し難い内容。

ちょっと話が逸れましたね…有り体ですが、改めて「マトリックス」の方向性について。

「マトリックス」という作品では、人間の現実世界(肉体を以て知覚する世界)と、マトリックス世界(人間の精神が知覚できる世界、電脳世界とも言える世界)がある。後者にいる=後者を「現実」として知覚する人間は仮初の変わらない日常を送り、前者にいる=電脳世界から開放されて、自らの肉体で世界を知覚できる人間達は、後者を支配・制御する秩序=機械生命体との終わりない戦いに明け暮れている。

我々の視点から見れば「仮想世界に縛られた人間の、現実への解放」と取れますが、だからと言って仮想世界を、仮想世界に没頭する人間を否定していいものでしょうか。

作中ネオとスミスの膨張によって、現実と仮想世界の境界は次第に曖昧になり、特に「レボリューションズ」ではお互いが世界の枠を越えて戦いを展開していきます。そしてデウス・エクス・マキナ(機械神)の「では、お前の望むものは何だ?」と問われ、ネオはこう答えます。「Peace(平和)…」と(この後、マトリックス世界での最終決戦)。

私は、ネオの「Peace」が相互の世界を認めそれぞれに平和を希求したと考えます。自分が存在する世界だけでなく、自分が「認識」「知覚」し得る世界を見据えた言葉。…我々が存在しうる世界は複数ある。それらの世界とどう共存していくか。その一つの方向性を描いたのが「マトリックス」なんだろうなぁ…と思ってみたり。
#あ、でも、脳内妻がいたり脳内妹がいたりするのって、こういう世界観か(違

以上、妄想と戯言に包まれた「マトリックス・レボリューションズ」感想。

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投稿者 shizune : 2004年05月16日 02:25

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