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2004年06月07日
<紹介>昨年度No.1のお勧めかも…「シティ・オブ・ゴッド」
カテゴリー:録画やDVDで観た映画人にDVDを貸して勧めたら、好評だったようなのでblogでも改めて紹介します。
※以下の感想文は、以前私が運営していたサイトの文章の再録版です。もし既に目を通された方がおられたら、手抜きで御免なさいm(_ _)m
○シティ・オブ・ゴッド
(第76回アカデミー賞:監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞ノミネート)
要するにリオデジャネイロの郊外のゲットー「神の街」で繰り広げられる闇の権力争いの話。(1960年代〜80年代に繰り広げられた実際の抗争に基づいて脚本・映画化されたそうです)
権力とドラッグのために大人も子供も銃を片手に人を殺してのし上がる。そんな物語だと聞くと、どこか陰惨な雰囲気を日本人は勝手にイメージしてしまうでしょう。しかしこの映画にはそんな暗いムードはなく、ラテンのノリ&ダンサブルなBGM(作中流れた「kung-fu-fighting」には流石に笑ってしまった)に合わせて淡々と物語が展開していくので、素直に映画として楽しめます。
脚本面から観れば、実話をモデルにしているせいか物語・言動の流れがきっちりしており、人間関係の流動性・構図も意外性に富みながら破綻した部分がありません。映画のストーリーテリング自体は非常に淡々としてるんですが、淡々としているおかげで人物と出来事の流れがスムーズに頭に入ってくるし、しかし説明過剰にもならず(私的に)とてもいい塩梅でした。
映像面からいうと、意図的なものかブレが多かったり、画面の明滅が強かったりして多少見づらい場面もあります。しかし全体を通して観れば「リオの貧民街」の空気をちゃんと表現していたと思います。更に暴力・セックス描写を避ける事無く、しかしそれらを過剰に煽ることなく淡々と映像に捕らえているさまはある意味スタイリッシュとさえ言えるかも知れません。(リトル・ダイス少年が笑いながら銃を撃ち人を殺すシーンは流石にちょっとだけもの悲しい部分がありますけど…)
人物関係、映像、音楽、物語。これらが過去と(映画の中の)現在を行ったり来たり絡み合って紡がれたもの。それがこの「シティ・オブ・ゴッド」。上映される場所が非常に限られてましたけど、今ならDVDで気軽に楽しめます。マジお勧めです。
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投稿者 shizune : 2004年06月07日 20:21
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